はじめまして。今回は、コンペでの勝率を上げるために大切な要素のひとつとなるポートフォリオサイトのリニューアルについて、ホームページ制作やホームページリニューアルの観点から5つのステップをご紹介します。設計やデザインに携わる方が日頃どのように自分の実績をアピールするかによって、クライアントやコンペの審査員に与える印象は大きく変わります。特にポートフォリオサイトは、自分の成果物を集約し、魅力的に見せるための“舞台”となります。せっかく優れた実績を持っていても、その魅力を十分に引き出せていないサイトになっていると、コンペの審査員がサイトを見たときに「もっと詳しく知りたいのに分かりづらい」「この人の強みがよくわからない」という印象を持ってしまいかねません。
リニューアルを行うことで、設計実績そのものがより輝くだけでなく、サイト全体の使いやすさやビジュアルイメージも同時に向上します。さらに、リニューアルの過程でホームページ制作の基本を見直し、ホームページリニューアル特有のSEOやユーザビリティ戦略も検討することで、オンライン上での評価や集客力まで期待できるようになります。
以下では、大きく5つのステップに分けながら、どのようにポートフォリオサイトのリニューアルを進めていけばよいかを詳しくお伝えします。大事なポイントには太字を使用しながら解説していきますので、実際に手を動かす際のヒントとして役立てていただければ幸いです。リニューアルは一度で完璧に仕上げる必要はなく、段階を踏んで少しずつアップデートを繰り返していくこともできます。ぜひ、ご自身の強みを最大限アピールできるポートフォリオサイトを目指してみてください。
もくじ
はじめに考えたいポートフォリオサイトの役割と期待効果
ポートフォリオサイトは、自分の仕事の結果や作品を一括で紹介する“窓口”です。これまでの実績や経歴を一覧できる形で見せることができるため、どんなプロジェクトを担当してきたかやどんな強みがあるのかを明確に伝えられます。特に建築やプロダクトの設計など、見た目のインパクトが重要な分野では、このポートフォリオサイトが最強のプレゼンツールにもなりえます。
一方で、多くの方が同じようにポートフォリオサイトを作成・公開しているため、コンペの審査員やクライアントが「これはすごい!」と感じるサイトを作るためには、単に作品を並べるだけでは不十分です。閲覧者がサイトを訪れた際、どのような流れで作品を見せていくのか、どんなメッセージを受け取ってほしいのかをしっかり考慮した設計やデザインが求められます。加えて、文字や画像だけでなく、動画やインタラクションを用いて訴求力を高めることも効果的です。
ここで、サイトのホームページ制作やホームページリニューアルを考えるうえで大切なのは、閲覧者が最終的にどのようなアクションを起こしてほしいかを逆算する視点です。たとえば、「コンペに参加したとき、審査員がサイトを見て“この人なら安心して任せられる”と感じる」ことがゴールなのか、「初めて会うクライアントに、初見でも私の得意分野を理解してもらう」ことがゴールなのか。それによって、どのようなコンテンツを強調して見せるかが変わってきます。
今回ご紹介する5つのステップは、それぞれが独立したトピックであると同時に、最終的にはひとつにつながり合う流れになっています。始める前の“全体像の把握”から、完成後の“運用・継続的な改善”までを通して考えることで、ポートフォリオサイト全体の完成度が格段に高まります。コンペ勝率UPの鍵は、こうした総合的なサイトのブラッシュアップにあるともいえますので、ぜひ一緒に取り組んでいきましょう。
現状分析と目標設定
ポートフォリオサイトのホームページリニューアルを成功させる第一歩として、現状分析と目標設定が欠かせません。いまあるサイトが「自分にとっても使い勝手が悪い」と感じている場合はもちろん、既存のサイトにそこそこ満足している方でも、実際にアクセスデータやユーザーからの反応を解析すると「思ったより作品のページが見られていない」「問い合わせフォームまで到達していない」などの事実が見えてくることがあります。
大事なポイントとして、以下のような項目に着目すると現状分析がスムーズになります。
- アクセス解析: ユーザーがどのページをよく見ているか、どこで離脱しているか
- 作品の見せ方: どんなプロジェクトが人気か、文字情報と画像の配置は適切か
- 問い合わせ導線: 問い合わせボタンや連絡先情報はわかりやすいか
- サイト表示速度: 画像や動画が多すぎて読み込みが遅くなっていないか
- SEO: 狙ったキーワードで検索結果に表示されているか(例:「ホームページ制作」「ホームページリニューアル」など)
これらのデータやフィードバックをもとに、次のような明確な目標を設定するとリニューアルの方向性がはっきりしてきます。
- コンペに応募した際、審査員が最重要視する作品を最短で見せたい
- ブログや制作裏話などのコンテンツによって、設計に対する姿勢やプロセスを伝えたい
- 問い合わせや仕事の依頼につながる導線を確保したい
- スマホやタブレットからの閲覧時にストレスのないデザインに刷新したい
- 検索エンジンからの流入を増やすために「ホームページ制作」「ホームページリニューアル」などのキーワードで上位表示を目指したい
目標が決まったら、その目標を達成するための具体的な指標を設定し、サイト改善に取り組むとよいでしょう。たとえば、「問い合わせ数を月10件に増やす」「新たに掲載した実績ページの訪問数を2倍にする」など、定量的な目標があると効果測定もしやすくなります。
また、現状分析においては、自分のポートフォリオサイト以外に、競合や同業者のサイトをリサーチすることも欠かせません。特に、コンペ常連のデザイナーや設計者がどんなサイトを作っているのか、どんなふうに自分のプロジェクトをアピールしているのかをリサーチしてみてください。これらのサイトを分析することで、今のデザイン潮流や訴求の仕方、SEOに強い構成など、多くのヒントが得られます。リサーチ結果を自分のサイトにどう反映させるかを考えることが、ホームページ制作やホームページリニューアル全般にとっても非常に学びの多いプロセスとなるはずです。
コンセプト再構築とデザイン戦略の立案
ポートフォリオサイトのホームページリニューアルを行うにあたり、コンセプトの再構築は最も重要と言っても過言ではありません。サイト全体の雰囲気や色合い、レイアウト構造などは、単に“オシャレに見える”かどうかよりも、その人の強みを視覚的に伝えられるかが大切です。
コンセプトを再構築するメリット
コンセプトを再構築する過程では、自分の強みや得意分野を改めて見つめ直すことができます。たとえば、「意匠設計の美しさ」に特化しているのか、「機能性とユーザーフレンドリーさ」を重視しているのか、それとも「都市計画や大規模プロジェクトの調整経験」が強みなのかなど、自分自身の価値を客観的に整理してみると、何を最もアピールすべきかが明確になります。
ここでの大事なポイントは、誰に向けて自分をアピールしたいかをはっきりさせることです。コンペ主催者の傾向や審査員の好み、またはクライアント層が求める価値観を意識することで、デザインの方向性も自然と決まってきます。たとえば、官公庁のコンペが中心であれば、「公共性」や「耐久性」をテーマにした写真や説明を充実させるといった具合です。
デザイン戦略の立案
コンセプトが固まったら、それを具体的にどんなデザインで表現するかを考えます。配色やフォント、レイアウトだけではなく、動画や3Dモデリング、インタラクションを使用するかどうかも含めて検討してみてください。近年、Web技術は進化し続けており、WebGLを用いた3Dモデルのリアルタイム表示や、パララックス効果、スクロールアニメーションなど、さまざまな演出手法が存在します。こうした演出は、作品や実績を引き立たせるうえで非常に有効です。
ただし、あまりにも凝った演出を多用しすぎると、サイトの表示速度が落ちたり、肝心の情報が伝わりにくくなったりする懸念があります。適切なバランスを保ち、デザインに一貫性を持たせるように注意することが大切です。たとえば、全体的に落ち着いたカラーリングでまとめるなら、派手なアニメーションはあえて抑えめにし、静かに高級感を演出する方法もあります。逆に、若々しいエネルギッシュな印象を与えたい場合は、明るい配色と大きなフォント、ダイナミックな動きなどを適度に使ってみるのも効果的です。
ターゲットユーザーや閲覧環境の考慮
デザイン戦略を立案する際は、ターゲットとなるユーザーの閲覧デバイスやインターネット環境も考慮する必要があります。スマホからのアクセスが全体の多くを占めるのであれば、PC画面で映えるレイアウトだけでなく、モバイルファーストの考え方でレスポンシブデザインをしっかり作り込む必要があります。ポートフォリオサイトによっては高解像度の画像や動画を多数掲載するケースも多いですが、それらがスマホ回線でも快適に閲覧できるように、画像のファイルサイズや動画の読み込みタイミングなどを最適化することが重要です。
ターゲットが海外にも及ぶ場合は、多言語対応や多文化への配慮も検討材料に入ります。言語切り替えボタンの配置や、文章が長すぎずシンプルに理解できる構成、または現地の方が理解しやすい実績の選び方など、細部まで気を配ると良い結果につながります。こうした配慮の積み重ねが、ホームページ制作やホームページリニューアルにおいて、閲覧者に「しっかり配慮されている」「使いやすい」と感じてもらうポイントになります。
実績の見せ方と情報整理
ポートフォリオサイトの主役は、言うまでもなく自身の実績です。特に設計や建築、デザインの実績は、写真や図面、完成イメージ図などを通して伝えられるため、ビジュアルでの訴求力が非常に大きいのが特徴です。ただ、ただ並べればいいわけではなく、どう見せるかに注意を払いましょう。ここでは実績の見せ方と情報整理のテクニックをまとめます。
実績を並べるだけではもったいない
ポートフォリオサイトでありがちなミスのひとつに、制作したものをひたすら一覧表示するという形があります。一覧性が高いのは良いのですが、それぞれの実績の凄さや特徴が一目で分からなければ、閲覧者は途中で飽きてしまうかもしれません。大事なポイントとしては、以下のような工夫が挙げられます。
- プロジェクト概要やコンセプトを明確に記載する
- 自身が担当した部分(チームでのプロジェクトの場合は特に重要)をはっきり示す
- 成果や評価ポイント(受賞歴、メディア掲載実績、施工後の実績など)を具体的に伝える
- 設計プロセスや工夫した点を写真やテキストで説明する
これらの情報をプラスすることで、ただ写真を見せるだけでなく、「この人は何を大切にして設計しているのか」「どのようなプロセスで仕事を進めるのか」を相手に理解してもらえます。また、コンペ審査員やクライアントがプロジェクトの規模感や背景を把握しやすくなる点もメリットです。
作品にストーリーを持たせる
作品や実績には必ず“背景”があります。どうしてこの設計が必要だったのか、どんな課題を解決したのか、どんな技術やアイデアを活用したのかなど、ストーリー性を添えると一気に記憶に残りやすくなります。ストーリーを持たせる例としては以下のような形があります。
- 開発コンセプトや依頼背景
- 設計に着手する際のリサーチ内容や仮説
- デザインのラフ案や試作品
- クライアントとのやり取りやプレゼンテーションの内容
- 完成後に得られた利用者からの反応や効果
ただ「こういうデザインをしました」だけでなく、その裏側にある試行錯誤のプロセスを紹介することで、閲覧者や審査員がその設計に対する思いや知識量を感じ取れるようになります。コンペの審査では、実績写真だけでなく、こうした過程や独自性を評価することが多いのも事実ですので、ストーリーを積極的にアピールしていくと良いでしょう。
情報の整理方法
実績が増えると、それらを一括で管理するのが難しくなります。そこで、カテゴリ分けやタグ付けを活用し、閲覧者が興味に沿って自由に作品を見られるようにするのも効果的です。たとえば、以下のような分け方が考えられます。
- プロジェクト規模(大規模建築、小規模店舗、個人住宅など)
- 用途(公共施設、商業施設、住宅、インテリアなど)
- デザインの特徴(和モダン、ミニマリズム、カラフルなど)
- 対象地域(国内、海外など)
カテゴリ分けすると、閲覧者が「住宅の実績だけ見たい」「公共施設のコンペ用実績を見たい」といった用途に合わせて探しやすくなります。さらに、各カテゴリページやタグページをSEO対策として最適化することで、「ホームページ制作」「ホームページリニューアル」と並んで設計の専門用語やプロジェクトジャンルなどのキーワードでも上位表示を狙いやすくなります。
情報整理の工夫は、ホームページ制作やホームページリニューアル全般においても非常に重要です。増え続けるコンテンツをどのようにユーザーが閲覧しやすい形にまとめるかによって、サイト全体の評価が大きく左右されます。
ユーザー体験の最適化とサイト構造の見直し
ポートフォリオサイトをリニューアルする際、デザインと実績紹介に意識が偏りがちですが、同時にユーザーがサイトをどう体験するかにもしっかり焦点を当てる必要があります。いくら見た目が良くても、ユーザーが目的の情報にたどり着けなかったり、使い勝手が悪かったりすると、評価が下がってしまうこともあるからです。
ナビゲーションとページ構造の設計
サイトを訪れたユーザーがまず触れるのがナビゲーションです。グローバルナビゲーション(メインメニュー)に、どんな項目をどの順番で配置するかによって、ユーザーがサイト内をどのように移動するかが変わってきます。ポートフォリオサイトの場合、次のようなポイントを意識するとわかりやすい構造になります。
- トップページにどんな情報を置くのか(実績のダイジェストや自己紹介など)
- 作品一覧への導線を明確にする(メインメニューの中で最も目立つ場所に配置する、アイキャッチ画像からリンクするなど)
- プロフィールや経歴ページを別途用意し、そこからさらに詳しい話(受賞歴、資格など)へリンクを設ける
- 問い合わせや連絡先への導線をわかりやすい位置に配置する(メインメニュー、フッター、サイドバーなど)
サイト構造が複雑になると、訪問者が「どこに何があるのか分からない」「目的のページにたどり着けない」と感じてしまい、途中離脱が増えてしまいます。逆に、シンプルすぎて何も得られない印象になるのも避けたいところです。バランスを取りつつ、ユーザーがスムーズに情報を見られるように心がけましょう。
レスポンシブ対応とモバイル最適化
近年はスマホを使って情報収集をする人が圧倒的に多くなっており、ポートフォリオサイトもモバイル最適化が欠かせません。レスポンシブデザインを取り入れ、画面サイズに応じてレイアウトが自動的に変化する仕組みを導入すると同時に、モバイル端末での使い勝手をテストしてみてください。
- 画像やテキストが小さすぎないか
- 指でタップしたときに誤操作を誘発しやすいボタン配置になっていないか
- スクロールが必要な範囲が過度に長すぎないか
- メニューの開閉がわかりやすいか
こうした細かいチェックを行うことで、モバイル端末から訪問したユーザーを取りこぼさずに済むようになります。特にコンペの審査員やクライアントが外出先や移動中にスマホでポートフォリオを確認するケースも考えられるため、「どの端末から見られても見やすく、使いやすいサイト」を目指すことは非常に重要です。
ページ読み込み速度の最適化
魅力的な実績をたくさん掲載していると、どうしても画像や動画などのファイルサイズが大きくなりがちです。しかし、ページの読み込み速度が遅いとユーザーがストレスを感じ、ページを閉じてしまう可能性が高まります。大事なポイントとして、画像や動画は適切に圧縮し、Web向けに最適化されたフォーマット(JPEG、WEBP、MP4など)を活用しましょう。
さらに、JavaScriptやCSSのコード量が膨大になると、それだけで読み込みが遅くなる原因になります。不要なプラグインを削除し、必要最低限のコードだけを残す努力をすることで、表示速度は劇的に改善するケースもあります。ホームページ制作やホームページリニューアルにおいては、「高速表示」を実現する技術がますます重視されています。Googleの検索アルゴリズムもページ速度を考慮に入れているため、ユーザー体験の向上だけでなく、SEO上のメリットも得られます。
SEOとSNS連携で魅力を最大限に発信
ポートフォリオサイトをより多くの人に見てもらうには、SEO(検索エンジン最適化)とSNSの活用が欠かせません。制作実績を見てほしい対象がコンペ主催者や審査員だけでなく、新規クライアントや業界関係者などにも広がる可能性があるため、発信の幅を広げることが重要です。
SEOの基本とキーワード選定
ホームページ制作やホームページリニューアルの世界では、狙いたいキーワードをしっかり選定し、それを自然に記事やページに盛り込むことがSEOの基本とされています。たとえば以下のようなキーワードは、設計やデザインのポートフォリオサイトで注目を集めやすい可能性があります。
- 「建築コンペ」「デザインコンペ」「設計実績」「ポートフォリオ」
- 「建築設計 依頼」「店舗デザイン 事例」「都市計画 実績」
- 「ホームページ制作」「ホームページリニューアル」
ただし、キーワードを詰め込みすぎると逆効果になります。あくまでも自然に文章の中で使うことを心がけ、ページタイトルや見出し、メタデータ(meta title、meta description)に要所を押さえて使うようにしましょう。さらに、コンテンツ内容が専門的で質が高いと評価されれば、SEO上もプラスに働きます。
コンテンツマーケティングの活用
ポートフォリオサイトをリニューアルしたら、ブログやニュースセクションを設けて、自分の考え方や実務ノウハウ、デザインのトレンド解説などを継続的に発信すると良いでしょう。コンペを受注した際の準備や裏話など、他の人が知りたいと思う情報をまとめることで、検索エンジンからの流入を増やせる可能性があります。
- 実際のプロジェクト進行で得た知識やTipsの共有
- コンペに応募する際の資料作成のコツ
- トレンドのデザイン手法に対する考察や応用例
このようなブログコンテンツをしっかり作り込んでいくことで、サイト全体の評価が上がり、狙ったキーワードで上位表示されるチャンスも高まります。さらに、閲覧者にとって有益な情報源となることで、「この人に任せたい」と思ってもらいやすくなるという効果も期待できます。
SNS連携の重要性
Twitter(現X)やInstagram、LinkedInなどのSNSを活用して、ポートフォリオサイトへの導線を作るのも有効です。特に設計やデザイン関連の分野では、ビジュアル重視のInstagramや、ビジネス繋がりの多いLinkedInが活発に使われているケースも多いため、どのSNSが自分の分野に合っているかを見極めて運用を検討してみてください。
SNSでの発信内容は、ただ作品を紹介するだけでなく、制作背景のストーリーやテクニック解説、時には日常のクリエイティブな気づきなども混ぜると親近感がわきやすくなります。フォロワーが増えるほどサイトへの誘導も期待できますし、SNSでの反応から新たなアイデアが得られることもあります。SNSと連動したキャンペーンやライブ配信なども取り入れると、さらに多面的なプロモーションが可能です。
メンテナンスと継続的な更新
ポートフォリオサイトをいざリニューアルして完成させても、そこで終わりではありません。むしろ、リニューアル後こそがスタートラインです。コンペに向けて新たな実績が増えたり、ウェブのトレンドが変化したりする中で、継続的に更新していくことこそが、常に最高の状態を保つコツとなります。
新しい実績の追加と古い情報の整理
コンペで新たに受賞したり、大型プロジェクトが完了したりした場合には、その都度サイトに情報を追加していきましょう。更新が止まっているサイトは「この人は今活動しているのかな?」と思われてしまうリスクがあるため、定期的に新しい情報を発信することが大切です。
同時に、古い情報やすでに終了したプロジェクトで今は参考にならないものなどは整理して、必要に応じて削除やアーカイブ化を行います。ページ数が増えすぎると、利用者が目的の情報にたどり着きにくくなるだけでなく、検索エンジンにとってもサイト内構造が把握しづらくなります。常にサイトの整理整頓を意識することは、ホームページ制作やホームページリニューアルの現場でも基本的な作業のひとつです。
定期的なアクセス解析と改善
Google AnalyticsやSearch Consoleなどのアクセス解析ツールを活用し、定期的にどのページがよく閲覧されているか、滞在時間や離脱率はどうなっているか、検索クエリは何かなどをチェックします。コンペ時期や公開したばかりの新実績があるタイミングなどはアクセスが増える可能性も高いため、その動向から改善アイデアを得るのも有効です。
- 人気の高い実績には、追加の写真や説明を盛り込み、さらに魅力を高める
- 離脱率の高いページのデザインや導線を見直す
- 新しく注目され始めたキーワードをコンテンツに反映させる
アクセス解析の結果をもとに改善点を洗い出し、少しずつ手を加えていけば、リニューアル後もサイトの質を向上させ続けることができます。こうした改善の繰り返しによって、コンペ審査員やクライアントに対して常に最新の、そして魅力的な自分をアピールし続けられるのです。
バックアップとセキュリティ対策
最後に、ポートフォリオサイトを長期的に運営するうえで欠かせないのがセキュリティ対策と定期的なバックアップです。Webサイトは常にサイバー攻撃やウイルス感染のリスクがあります。特にWordPressなどのCMSを利用している場合は、プラグインやテーマの脆弱性を狙われることがあるため、以下のような対応を継続して行いましょう。
- CMSやプラグイン、テーマの定期的なアップデート
- 不要になったプラグインは速やかに削除
- 強固なパスワードの設定と定期的な変更
- ホスティング会社が提供するセキュリティオプションの活用
- 定期的なサイトのバックアップ(自動バックアップ機能の利用など)
もし不具合が起こった場合や、サイトに何らかのトラブルが発生した場合にも、バックアップがあれば比較的スムーズに復旧できます。コンペの直前にサイトがダウンしてしまっては元も子もありませんので、万が一の事態に備えておくことが大切です。
まとめ:リニューアルで実績を輝かせ、コンペ勝率を高める
ここまで述べてきたように、ポートフォリオサイトのリニューアルでは、コンセプトの再構築やデザイン戦略、実績の見せ方、ユーザー体験の最適化、そしてSEOやSNS連携など、さまざまな要素が総合的に絡み合います。最初からすべてを完璧にしようとするのは大変ですが、今回の5ステップを意識するだけでも、かなりの確率でコンペでの評価が変わってくるはずです。
ホームページ制作やホームページリニューアルの経験が浅い場合でも、基本の考え方を押さえ、少しずつブラッシュアップを繰り返すことで、自分の強みを最大限に表現できるようになります。特に、設計や建築の分野はビジュアルインパクトが重要な反面、コンセプトや背景をしっかり伝えることで作品の価値がさらに高まるという特徴があります。これを活かすためには、単に作品画像を並べるだけでなく、見る人が「なるほど」「それはすごい」と思えるようなコンテンツや動線設計が欠かせません。
リニューアルのプロセスは、以下のように整理することもできます。
- 現状分析と目標設定
- アクセス解析や競合リサーチを行い、明確な目標を立てる
- コンセプト再構築とデザイン戦略
- 自分の強みや価値観を整理して、サイト全体のコンセプトやデザイン方向性を決定する
- 実績の見せ方と情報整理
- プロジェクトごとの背景やストーリーを強調し、見やすく検索しやすい形で掲載する
- ユーザー体験の最適化
- レスポンシブデザインや使いやすいナビゲーション、ページ速度の最適化を実施する
- SEOとSNS活用、継続的な改善
- キーワード選定やコンテンツ拡充、SNS連動でアクセスを増やし、更新を続ける
大事なポイントを繰り返し意識することで、サイトを訪れた審査員やクライアントに「この人は本当にすごい」「このポートフォリオ、見やすくて作品の良さが伝わる」と思ってもらえる確率がぐんと上がります。コンペの応募資料にサイトURLを記載した際に、プラスアルファの説得力を高める要素になるでしょう。
また、リニューアル後もサイトを放置せず、常に最新の情報を反映しておくことが大切です。せっかくのコンペでいい成績を収めても、その実績を掲載していなければ大きなアピールチャンスを逃してしまいます。コンペの結果や制作実績が増えれば、サイトに載せる内容も充実しますし、新たなキーワードでのSEO評価も得られるため、さらなるコンペ勝率アップにつながる可能性も広がります。
ポートフォリオサイトは自分自身の“顔”でもあり、“世界に向けたウィンドウ”でもあります。ホームページリニューアルを通して、より魅力的に、より使いやすく、そしてよりアピール力のある形へとブラッシュアップしていきましょう。そうすることで、これからのコンペやクライアントとの出会いにおいて、あなたの設計実績が最大限に光り輝くはずです。 常に進化し続けるWebの世界で、自分の作品と実績を最適に表現できるポートフォリオサイトを手に入れ、コンペの舞台でさらに飛躍していきましょう。
京都の設計事務所のホームページ制作やリニューアル、サイト運営などでお悩みの方々は遠慮なくご相談ください。
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ホームページ制作やリニューアル、サイト運営サポートの事例
ホームページ制作やリニューアル、サイト運営サポートの事例を随時ご紹介させていただきます。事例は、基本的に実名掲載の実績とは異なり、実際の要望や予算、ボリュームといった具体的な内容を紹介させていただきます。
少しでもイメージしていただけるよう実際の事例を紹介していこうと思います。
ただし、それぞれのご依頼者のプライバシーやその他公開できない情報などもありますので、ご依頼者が特定できるような情報は掲載していません。
京都の設計事務所のホームページリニューアルをご希望の方
京都の設計事務所のホームページリニューアルをご希望の方は、ホームページリニューアルのページをご覧ください。
ホームページリニューアルサービスでは3つのプランをお選びいただけます。
すべてのプランにはホームページリニューアル作業とリニューアル公開後1年間のサポートが含まれています。リニューアル作業の内容は同じになっていますので、希望するサポート内容からプランをお選びください。
ホームページ運営者としての安心と少しのサポートを求めるなら、ライトプラン。
ホームページの積極的な運営とプロによる提案を必要とするなら、スタンダードプラン。
ホームページを本気で効果あるものにしたいと考えるのであれば、プレミアムプラン。
3つのプランの中にピンとくるものが無ければアレンジプラン。
アレンジプランはご要望やご予算をお伺いしてご提案させていただきますので、まずはご相談ください。
京都の設計事務所のホームページ制作をご希望の方
京都の設計事務所のホームページ制作をご希望の方は、勝てるホームページ制作のページをご覧ください。
ホームページ制作サービスでは3つのプランをお選びいただけます。
すべてのプランにはホームページ制作作業とリニューアル公開後1年間のサポートが含まれています。制作作業の内容は同じになっていますので、希望するサポート内容からプランをお選びください。
ホームページ運営者としての安心と少しのサポートを求めるなら、Sプラン。
ホームページの積極的な運営とプロによる提案を必要とするなら、Mプラン。
ホームページを本気で効果あるものにしたいと考えるのであれば、Lプラン。
3つのプランの中にピンとくるものが無ければアレンジプラン。
アレンジプランはご要望やご予算をお伺いしてご提案させていただきますので、まずはご相談ください。