クラウドファンディングに興味はあるものの、何から考えればよいのか分からない。
新商品や新サービスの立ち上げ、設備導入、店舗改装、地域での取り組みなど、前に進めたい計画はあるけれど、いきなり準備に入ってよいのか不安。
そんな段階で立ち止まっている方は少なくありません。
実際、クラウドファンディングは、思いついたらすぐ公開準備に入ればよいというものではありません。
ページづくりや発信を考える前に、先に整理しておいた方がよいことがあります。
ここが曖昧なままだと、途中で方向がぶれたり、発信が続かなかったり、公開後の負担が思った以上に重くなったりしやすくなります。
逆に、最初にいくつかのポイントを整理しておくと、自分たちに本当に合うのかどうかも判断しやすくなります。
この記事では、クラウドファンディングを始める前に整理したい3つのポイントを、できるだけ分かりやすく整理します。
もくじ
いきなり公開準備に入らない方がよい理由
クラウドファンディングというと、ページを作って公開すれば始められるように見えるかもしれません。
もちろん、最終的にはページや発信が必要になりますが、その前に整理すべきことがあります。
なぜなら、クラウドファンディングは、単に掲載ページを作ればよいものではないからです。
何のためにやるのか、誰に伝えたいのか、実際に進められるのか。
この土台が曖昧なままだと、ページの内容も発信の方向もぼやけやすくなります。
たとえば、こんな状態になりやすいです。
- 何を伝えたいのかが自分たちでも分からなくなる
- 支援してほしい理由が弱く見える
- 発信の方向が定まらず、途中で止まりやすい
- 公開後の対応が想像以上に重くなる
- そもそも自分たちに合っていたのか分からないまま進んでしまう
クラウドファンディングは、勢いだけで始めるより、少し立ち止まって整理してから進めた方が、結果として動きやすくなることが多いです。
1.何のためにやるのか
最初に整理したいのは、何のためにクラウドファンディングをやるのかです。
一見当たり前のようですが、ここが曖昧なまま進むと、途中でぶれやすくなります。
たとえば「資金が必要だから」という理由だけでは、ページや発信が弱くなりやすいことがあります。
目的には、いくつかの違いがあります。
- 資金調達をしたい
- 新しい取り組みを知ってもらいたい
- 応援してくれる人との接点を増やしたい
- 活動の意味や背景を伝えたい
- 新商品や新サービスの立ち上げを前に進めたい
- 地域での取り組みを広く知ってもらいたい
どれも間違いではありません。
ただ、何をいちばん重視するのかによって、見せ方や進め方は変わります。
たとえば、資金調達を最優先するのか、認知拡大も含めたいのか、応援者との関係づくりまで見ているのかで、伝える言葉も変わります。
ここが定まると、「そもそもクラウドファンディングが合うのか」という判断もしやすくなります。
逆にここが曖昧だと、ページを作る段階で何を主軸に書けばよいか分からなくなりやすいです。
結果として、読んだ人にも伝わりにくい内容になりがちです。
2.誰に伝えたいのか
次に整理したいのは、誰に伝えたいのかです。
クラウドファンディングでは、ページを公開すれば自然に広がるわけではありません。
誰に向けて伝えるのかが見えていないと、発信の方向も定まりにくくなります。
たとえば、考えられる相手には次のような違いがあります。
- すでに利用してくれているお客様
- 地域の関係者や知人
- 活動を知ってくれている人
- これから新しく知ってもらいたい人
- 価値観に共感してくれそうな人
- 以前から応援してくれている支援者
この「伝える相手」が違えば、言葉の選び方も見せ方も変わります。
既存のお客様に向けて伝えるのか、まだ知らない人に向けて広げたいのかによって、ページの書き方や発信の仕方はかなり変わります。
また、最初に声をかけられる相手がいるかどうかは、とても大きいです。
完全にゼロから広げるより、最初に伝えられる相手が少しでも見えている方が進めやすくなります。
たとえば、
- 既存顧客にまず知らせられる
- 地域でのつながりがある
- SNSやメールで声をかけられる相手がいる
- 活動を以前から知っている人がいる
こうした土台があるだけでも、公開後の動きは変わります。
逆に、誰に伝えるのかが見えていないと、発信の内容もタイミングも定まりにくくなります。
その結果、「公開したけれど思ったより動かない」という状態になりやすくなります。
3.実際に進められるのか
3つ目に整理したいのは、実際に進められるのかです。
クラウドファンディングは、アイデアが良ければそれだけで進むわけではありません。
準備、ページづくり、発信、公開後の対応まで含めて考える必要があります。
ここで見ておきたいのは、たとえば次のような点です。
- 発信や告知にある程度時間をかけられるか
- 公開後の問い合わせや反応に対応できるか
- リターンやその後の動きを無理なく進められるか
- 支援後にどう進めるか見通しがあるか
- 一時的に忙しくなっても回せる体制があるか
これらは、気合いややる気だけの問題ではありません。
体制や現実性の問題です。
企画自体がよくても、進める側の負担が大きすぎると続きにくくなります。
たとえば、公開前は勢いがあっても、
- 発信する時間が取れない
- 反応への対応が追いつかない
- リターン準備まで考えきれていない
- 公開後に何を出すか決まっていない
という状態だと、後からかなり苦しくなりやすいです。
そのため、「やりたいかどうか」だけでなく、「無理なく進められるかどうか」も最初に見ておいた方が安心です。
この3つが曖昧だと起こりやすいこと
目的、伝える相手、実行の現実性。
この3つが曖昧なまま進むと、途中でさまざまなずれが出やすくなります。
ページの内容がぼやける
何を伝えたいのか、自分たちでもはっきりしないまま書くと、ページ全体がまとまりにくくなります。
結果として、読んだ人にも伝わりにくくなります。
発信の方向が定まらない
誰に向けて発信するのかが見えていないと、何をどこで伝えるのかも決まりにくくなります。
公開したあとに動きが弱くなりやすいのは、この部分が曖昧なケースが多いです。
公開後の負担が重くなる
準備段階では見えていなかった対応が、公開後に一気に出てくることがあります。
あらかじめ見通しを持っておかないと、思った以上に大変に感じやすくなります。
途中で「本当に合っていたのか」が分からなくなる
始めたあとに、「そもそもこの方法でよかったのか」と迷いが出ることがあります。
これは準備不足というより、最初の整理が足りないまま進んだときに起こりやすいです。
まだ内容が固まっていなくても、整理から始めれば大丈夫です
ここまで読むと、「まだそこまで固まっていないから相談するには早いかもしれない」と感じる方もいるかもしれません。
でも、実際にはその段階で整理することに意味があります。
クラウドファンディングは、内容が完全に固まってからでないと考えられないものではありません。
むしろ、まだ迷っている段階で、
- 何のためにやるのか
- 誰に伝えたいのか
- 無理なく進められるのか
を整理しておく方が、その後の判断がしやすくなります。
その結果として、クラウドファンディングが合いそうだと見えてくることもありますし、別の進め方の方が現実的だと分かることもあります。
どちらであっても、先に整理しておくことで進めやすさは大きく変わります。
まずは、やるかどうかより整理からでも大丈夫です
クラウドファンディングに興味があると、つい「やるか、やらないか」を早く決めたくなることがあります。
ただ、最初の段階では、そこまで急いで結論を出さなくても大丈夫です。
まずは、
- 何のためにやるのか
- 誰に伝えたいのか
- 実際に進められるのか
この3つを整理するだけでも十分意味があります。
クラウドファンディングをやるべきかどうか。
まだ実施すると決めていない段階でも大丈夫です。
まずは、クラウドファンディングが合うのかどうかを整理するところからでもご相談いただけます。
オフィスピコッツでは、クラウドファンディングを無理におすすめするのではなく、今の状況や計画に合うかどうかを整理するところからご一緒しています。
まずは、何を相談できるのか知りたいという段階でも問題ありません。

