使っていないホームページが、あなたを加害者にする

人のことは言えない、というところから書きます。

2年ほど前、動きを確かめるために、自分の会社でWordPressを一つ入れました。試し終わったあと、それをどう片付けたのかを、記録に残していませんでした。

気づいたのは、PHPに重大な弱点が見つかって、多くのホームページが止まった日でした。その日のうちに、確かめて片付けることに決めました。

使っていないホームページは、放っておいても困らない。そう思われがちです。誰も見ていないし、更新もしていない。だから害もない、と。

実際は逆です。手入れされていないホームページは、乗っ取られやすい。乗っ取られると、迷惑メールの送り元にされたり、ほかのサイトを攻撃する足場にされたりします。

そのとき、名前が出るのは持ち主です。使っていないつもりのホームページが、持ち主を加害者にしてしまう。「使っていないから放っておいていい」は、通りません。

前回、WordPressは「続ける・移す・畳む」から選び直せばいい、と書きました。使っていないホームページなら、選ぶのは「畳む」です。消すのが心配なら、せめて手入れを続ける。いちばん危ないのは、どちらも選ばずに忘れてしまうことです。

私が抜けていたのは、まさにそこでした。片付けたかどうかを、記録に残していなかった。作ったものは、片付けるところまでが仕事です。

ホームページをいくつか持っている方は、一度、全部を書き出してみてください。使っているもの、使っていないもの、どちらか分からないもの。分からないものが一つでもあれば、まずそこから確かめてください。

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