もくじ
はじめに|「失敗しないこと」が最初の近道
はじめてホームページを作ろうとするとき、多くの方が
「とりあえず作ってみよう」
「周りも持っているから、うちも必要だろう」
そんな気持ちからスタートします。
それ自体は、決して間違いではありません。
ただ、ホームページ制作においては、「何をやるか」以上に「何をやらないか」が結果を大きく左右します。
実際に、
「作ったけれど、ほとんど活用できていない」
「思っていたものと違って、結局作り直すことになった」
という相談は少なくありません。
その多くは、特別な失敗をしたわけではなく、はじめてだからこそやってしまいがちな判断が積み重なった結果です。
ホームページ制作は、専門用語も多く、判断することもたくさんあります。
そのため、知らないうちに
「やらなくてもよかったこと」
「後回しにしてよかったこと」
に時間や費用をかけてしまうケースもあります。
だからこそ、はじめてのホームページ制作では、
成功のコツを探す前に、失敗しやすいポイントを知っておくことがとても重要です。
大きく遠回りをしないための、いわば“地雷を避ける地図”のようなものだと考えてください。
この記事では、はじめてホームページを作る方に向けて、
多くの人がやってしまいがちな「やってはいけないこと」を5つに整理して解説していきます。
専門知識は必要ありません。
「これ、自分もやりそうだな」
「今まさに悩んでいるところだ」
と感じながら読み進めていただければ大丈夫です。
次は、はじめてのホームページ制作で最も多い失敗、
「目的を決めないまま作り始めてしまうこと」についてお話しします。
やってはいけないこと① 目的を決めないまま作り始める
はじめてホームページを作るときに、最も多く、そして最も影響が大きい失敗が、
目的をはっきりさせないまま制作を進めてしまうことです。
1-1. 「とりあえず作る」が失敗につながる理由
「名刺代わりに必要だから」
「周りがみんな持っているから」
こうした理由でホームページ制作を始める方は少なくありません。
しかし、「とりあえず作る」という状態では、判断基準がなくなってしまいます。
- このページは必要か
- この内容は今載せるべきか
- どこまで作り込むべきか
こうした判断をするたびに迷いが生じ、結果として
なんとなく無難なホームページに落ち着いてしまうケースが多いのです。
1-2. 目的が曖昧だと起こる具体的な失敗例
目的を決めないまま進めると、次のような問題が起こりやすくなります。
- ページ数や内容が増えすぎてしまう
- 修正が何度も発生し、時間や費用がかさむ
- 完成後に「これでよかったのか」と迷い続けてしまう
これらは、制作会社の技術不足ではなく、
スタート時点での整理不足が原因であることがほとんどです。
1-3. 完璧でなくても目的は必要
「目的を決める」と聞くと、
難しい言葉で整理しなければならないと感じるかもしれません。
ですが、完璧な目的設定は必要ありません。
次のようなレベルで十分です。
- まずは信頼感のある情報を出したい
- 問い合わせにつながる窓口が欲しい
- 事業内容をきちんと説明できる場所が欲しい
こうした方向性があるだけで、
制作の判断は格段にしやすくなります。
目的整理から一緒に進める
ホームページ制作の考え方については、
こちらのページでも詳しく紹介しています。
https://pikoz.net/seisaku/
次は、
「誰向けに作るのかを考えずに進めてしまうこと」という、
2つ目のやってはいけないポイントについて解説します。
やってはいけないこと② 「誰向けか」を考えずに作る
目的の次に大切なのが、
「このホームページは、誰のためのものなのか」という視点です。
これを考えずに進めてしまうのも、はじめてのホームページ制作で非常によくある失敗です。
2-1. 「誰でもOK」が一番伝わらない理由
「特定のターゲットは決めていない」
「基本的には、誰に見られてもいい」
このように考えてしまう気持ちは自然ですが、
実は一番伝わりにくい状態でもあります。
誰に向けたホームページなのかが曖昧だと、
- 使う言葉がぼやける
- 情報の優先順位が決められない
- 結果として印象に残らない
という問題が起こりやすくなります。
すべての人に向けたホームページは、誰の心にも刺さらない
これは、多くの制作現場で実感されていることです。
2-2. 想定すべきなのは「理想のお客さま」
難しくマーケティング的に考える必要はありません。
まずは、次のような問いを自分に投げかけてみてください。
- どんな人から相談が来ると嬉しいか
- どんな悩みを持った人に役立ちたいか
- 今までのお客さまで、印象に残っているのはどんな人か
実在するお客さまを思い浮かべるだけでも、
ホームページの言葉や構成は、ぐっと具体的になります。
2-3. 強みがなくても問題ない
「他社と比べて、特別な強みが思いつかない」
そう感じている方も多いですが、心配はいりません。
強みは、最初から言語化できていなくても問題ありません。
日常的にやっていることや、当たり前だと思っている対応の中に、
実は価値が隠れていることがよくあります。
- 丁寧な説明をしている
- 小さな相談にも対応している
- 長く付き合うお客さまが多い
こうした要素は、第三者の視点で整理することで、
ホームページ上の大きな魅力になります。
ターゲットや強みの整理に迷う場合は、
事業全体を俯瞰して考えるサポートが役立つこともあります。
コンサルサービスについてはこちらでご覧ください。
https://pikoz.net/dx-consulting/
次は、
「最初から全部盛り込もうとしてしまうこと」という、
3つ目のやってはいけないポイントについて解説します。
やってはいけないこと③ 最初から全部盛り込もうとする
はじめてホームページを作るときほど、
「あれも載せたい」「これも必要かもしれない」
と、情報を詰め込みたくなりがちです。
しかし、最初からすべてを盛り込もうとすることは、失敗につながりやすい考え方です。
3-1. 情報過多が起こす悪循環
情報が多すぎるホームページは、一見すると親切そうに見えます。
ですが実際には、
- 何を一番伝えたいのかわからない
- 読み手が途中で疲れてしまう
- 行動につながらない
といった悪循環を生みやすくなります。
ホームページは「読まれる前提」ではなく、「流し見される前提」で作る必要があります。
だからこそ、情報の取捨選択が重要になります。
3-2. 「載せない判断」ができないと失敗する
はじめての制作では、
「後から足りないと思われたら困る」
「せっかく作るなら全部入れたい」
という気持ちが先に立ちがちです。
ですが、載せないことは手抜きではありません。
むしろ、優先順位をつけるための重要な判断です。
最低限、
- 事業内容が伝わる
- 安心して問い合わせできる
この2点が満たされていれば、スタートとしては十分です。
3-3. あとから追加できる設計が重要
大切なのは、
最初から完璧を目指すことではなく、育てていける設計にすることです。
- ページはあとから追加できるか
- 情報を更新しやすいか
- 内容を整理し直しやすいか
こうした視点を持っておくことで、
無理のないスタートが切れます。
次は、
「見た目やデザインから決めてしまうこと」という、
4つ目のやってはいけないポイントについて解説します。
やってはいけないこと④ 見た目やデザインから決めてしまう
はじめてホームページを作るとき、
どうしても気になりやすいのがデザインや見た目です。
ですが、ここから先に決めてしまうと、後で大きなズレが生じやすくなります。
4-1. デザイン先行が招くズレ
先にデザインだけを決めてしまうと、
- 伝えたい内容と雰囲気が合わない
- 情報がうまく収まらない
- 修正のたびに全体を作り直すことになる
といった問題が起こりやすくなります。
見た目が整っていても、伝わらなければ意味がありません。
ホームページの役割は、「きれいに見せること」ではなく、
「必要な情報を、必要な人に、わかりやすく届けること」です。
4-2. デザインは手段であって目的ではない
デザインはとても重要ですが、あくまで目的を達成するための手段です。
- 信頼感を持ってもらう
- 安心して問い合わせしてもらう
- 内容を理解してもらう
こうした目的があって初めて、
「どんなデザインが適しているか」が見えてきます。
誰に向けたホームページなのかを意識することで、デザインの方向性も自然と定まります。
4-3. イメージがなくても問題ない理由
「デザインのイメージがまったく浮かばない」
という方も多いですが、心配はいりません。
- 落ち着いた感じがいい
- シンプルにしたい
- ごちゃごちゃしたのは避けたい
このような感覚的な言葉で十分です。
制作会社は、その言葉をもとに、事業やターゲットに合った形へ整理していきます。
大切なのは、
デザインを決めることではなく、方向性を共有することです。
次は、最後のポイントとなる
「作ったあとを何も考えていない」という、
5つ目のやってはいけないことについて解説します。
やってはいけないこと⑤ 作ったあとを何も考えていない
はじめてホームページを作るとき、
意外と多いのが「完成したら終わり」と考えてしまうことです。
ですが、ここを考えずに進めてしまうと、せっかく作ったホームページが活かされなくなってしまいます。
5-1. 放置されるホームページが多い理由
実際に、完成後ほとんど更新されていないホームページは少なくありません。
その理由の多くは、
- 日々の業務が忙しく、手が回らない
- 更新方法がわからない
- 誰が管理するのか決まっていない
といった、運用体制の未整理にあります。
情報が古いままのホームページは、
知らないうちに信頼を下げてしまう要因になることもあります。
5-2. 自分でやるか、任せるかを決めていない
制作前に考えておきたいのが、
更新や管理を誰が担当するのかという点です。
- 自分で更新する時間は確保できそうか
- 社内で担当できる人はいるか
- 更新が止まりそうな不安はないか
ここを曖昧にしたまま進めると、
「いつかやろう」と思いながら、そのまま放置されてしまいがちです。
無理をしてすべて自分でやろうとせず、
必要に応じて外部サポートを活用するという選択も、十分に現実的です。
5-3. 将来の変化を想定していない
事業は、少しずつ変化していくものです。
- サービス内容が増える
- 対象となるお客さまが変わる
- 情報の整理が必要になる
こうした変化をまったく想定せずに作ってしまうと、
後から大きな修正や作り直しが必要になることもあります。
最初から完璧を目指す必要はありませんが、
「あとから変えられる余地」を残しておくことはとても重要です。
日々の運用を支える考え方やサポート内容については、
こちらのページで紹介しています。
https://pikoz.net/unei-support/
また、状況の変化に合わせて整理し直す方法として、
ホームページリニューアルという選択肢もあります。
https://pikoz.net/renewal/
次は、初心者の方ほど陥りやすい
よくある勘違いについて整理していきます。
よくある勘違い|初心者ほど陥りやすい思い込み
はじめてホームページを作るとき、多くの方が
「知らないうちに思い込んでしまっていること」があります。
ここでは、特に相談現場でよく見かける勘違いを整理しておきます。
完璧に決めてから相談しなければいけない
「内容や方向性をきちんと固めてから相談すべき」
そう思って、なかなか一歩を踏み出せない方は少なくありません。
ですが実際には、考えが整理できていない段階こそ、相談に向いています。
相談の場は、結論を発表する場所ではなく、
一緒に考えを整理していくための場だからです。
専門知識がないと話が通じない
「専門用語がわからないと、迷惑をかけてしまうのでは」
と不安になる方もいますが、その必要はありません。
大切なのは、
専門的な言葉を使うことではなく、今感じていることを正直に伝えることです。
制作側は、その言葉を噛み砕き、形にする役割を担っています。
小規模な事業にはホームページは必要ない
「まだ小さい事業だから、ホームページは早いのでは」
そう考える方もいますが、実際には逆のケースも多くあります。
規模が小さいからこそ、
- 信頼材料をきちんと用意する
- 事業内容をわかりやすく伝える
- 問い合わせ対応の手間を減らす
といった点で、ホームページが役立つ場面は少なくありません。
作れば自動的に集客できると思ってしまう
ホームページを作れば、自然と問い合わせが増える。
そう期待してしまうのも無理はありません。
ですが、ホームページは作っただけで成果が出るものではありません。
使い方や運用を考えずに作ると、
「あるけれど活用されていない状態」になってしまいます。
だからこそ、作る前から
どう使い、どう育てていくかを考えることが大切なのです。
次は、初心者の方から特によく寄せられる疑問をまとめた
Q&Aパートに進みます。
初心者の方からよくある質問(Q&A)
ここでは、はじめてホームページを作ろうと考えている方から、実際によく寄せられる質問をまとめました。
「自分も同じことで悩んでいる」と感じるものがあれば、ぜひ参考にしてみてください。
Q1. 何も決まっていなくても相談していいですか?
はい、まったく問題ありません。
むしろ、何も決まっていない状態だからこそ、相談する意味があります。
「何に困っているのか」「なぜ必要だと感じたのか」
その程度の情報があれば、そこから一緒に整理していくことができます。
相談は、完成形を伝える場ではなく、考えを整える場です。
Q2. 予算が少なくてもホームページは作れますか?
内容や目的によりますが、予算に合わせた形を考えることは可能です。
重要なのは、限られた予算の中で「何を優先するか」を明確にすることです。
最初から完璧を目指さず、
必要最低限からスタートするという考え方もあります。
Q3. 小さな事業でもホームページを作る意味はありますか?
はい、十分にあります。
特に小規模な事業ほど、信頼を補う役割としてホームページが効果を発揮します。
- 事業内容をまとめて説明できる
- 問い合わせ前の不安を減らせる
- SNSでは伝えきれない情報を補完できる
といった点で、役立つ場面は少なくありません。
Q4. SNSがあればホームページはいらないですか?
SNSは便利なツールですが、情報が流れてしまうという特性があります。
一方でホームページは、情報を整理して「残しておく場所」です。
SNSとホームページは、
どちらか一方ではなく、役割が異なるものと考えるのがおすすめです。
Q5. 原稿や写真が用意できなくても進められますか?
多くの場合、進めることは可能です。
ヒアリングを通じて内容を整理したり、
簡単なメモや既存資料をもとに文章をまとめることもあります。
「全部自分で準備しなければならない」と思わなくて大丈夫です。
Q6. 制作期間はどれくらい見ておけばいいですか?
規模や内容にもよりますが、
一般的には数週間〜数か月程度を想定するケースが多いです。
急いで作るよりも、
目的や内容を整理しながら進めたほうが、結果的に満足度が高くなります。
Q7. 相談したら必ず依頼しなければいけませんか?
いいえ、その必要はありません。
相談した結果、
「今はまだタイミングではない」
と判断することも、立派な選択です。
納得したうえで進めることが、良いホームページ制作につながります。
次は、この記事全体を振り返る
まとめに進みます。
まとめ|「やらないこと」を知ると失敗は減らせる
はじめてホームページを作るときは、
「何をすれば成功するか」を探しがちですが、
実は「何をやらないか」を知ることのほうが、失敗を防ぐ近道になります。
本記事でお伝えしてきた、
はじめてのホームページ制作でやってはいけない5つのことを、あらためて整理します。
- 目的を決めないまま作り始めること
- 誰向けかを考えずに作ること
- 最初から全部盛り込もうとすること
- 見た目やデザインから決めてしまうこと
- 作ったあとを何も考えていないこと
これらは、どれも特別な失敗ではありません。
はじめてだからこそ、誰もがつまずきやすいポイントです。
大切なのは、
最初から完璧を目指さないこと
そして、
無理のない形でスタートすることです。
ホームページ制作は、
一度で完成させるものではなく、
事業に合わせて少しずつ育てていくものです。
だからこそ、焦らず、遠回りをしないために、
「やらないこと」を意識しながら、一歩ずつ進めていきましょう。
最後に
「自分は、もしかしたら当てはまっているかもしれない」
「このまま進めていいのか、一度整理したい」
そう感じた段階で、相談するのは決して早すぎません。
ホームページ制作は、作る前の整理で結果が大きく変わります。
今の状況や不安を、そのまま話すところからで大丈夫です。
ホームページ制作、リニューアル、運営サポートまで、
事業に合った選択肢を一緒に考えることができます。
小さな疑問でも構いません。
まずは一度、立ち止まって整理するところから始めてみてください。





















