技術よりも大切な、ホームページ制作で一番最初に決めること

もくじ

はじめに:なぜ「技術の話」の前に立ち止まる必要があるのか

ホームページを作ろう、または作り直そうと考えたとき、多くの方が最初に気にするのは
「デザインはどうするか」
「WordPressで作るのか」
「費用はいくらかかるのか」
といった技術や見た目、価格の話ではないでしょうか。

これは決して間違いではありません。
実際、ホームページ制作にはデザインやシステム、サーバーやセキュリティなど、専門的な要素が数多く関わってきます。初心者の方ほど「難しそう」「失敗したくない」という気持ちから、目に見えやすい部分に意識が向くのは自然なことです。

しかし、ここで一度立ち止まって考えてみてください。
そのホームページは、何のために作るのでしょうか。

この問いに即答できないまま制作を進めてしまうと、

  • 完成したけれど、どう使えばいいかわからない
  • 見た目は悪くないのに、問い合わせが来ない
  • 結局、更新されずに放置されてしまう

といった状況に陥りやすくなります。

実は、ホームページ制作で成果が出るかどうかは、技術やデザインよりも前の「ある決断」で、ほぼ決まってしまうと言っても過言ではありません。
どんなに見栄えの良いデザインでも、どんなに高機能なシステムでも、その前提が曖昧なままでは、ホームページは本来の力を発揮できないのです。

本記事では、ホームページ制作が初めての方にも分かるように、
「技術よりも大切な、ホームページ制作で一番最初に決めること」について、順を追って解説していきます。

専門用語はできるだけ使わず、

  • なぜそれを最初に決める必要があるのか
  • 決めないまま進むと何が起こるのか
  • 初心者でもどう考えればいいのか

を具体的にお伝えします。

この記事を読み終える頃には、
「何から考えればいいのか分からない」という不安が、
「これを整理すれば前に進める」という明確な一歩に変わっているはずです。

ホームページ制作で多くの人が最初に考えてしまうこと

ホームページ制作の相談を受けていると、最初に出てくる話題には、ある共通点があります。
それは「技術」や「見た目」に関する話から始まるということです。

デザイン・CMS・費用の話から始めてしまう理由

「おしゃれなデザインにしたい」
「WordPressで作った方がいいですか?」
「だいたい予算はいくらくらい見ておけばいいでしょうか?」

こうした質問は、ホームページ制作を考えるうえでとても自然なものです。
特に初心者の方にとっては、目に見える要素や金額が判断材料になりやすいため、ここから考え始めるのは無理もありません。

また、インターネット上には
「おすすめのテーマ」
「制作費用の相場」
「このCMSが良い・悪い」
といった情報があふれています。
そのため、「まずはそこを決めないと前に進めない」と感じてしまう方も多いのが実情です。

それ自体は間違いではないが、順番が違う

ここで誤解してほしくないのは、デザインやCMS、費用を考えること自体が悪いわけではないという点です。
これらはホームページ制作において、もちろん重要な要素です。

問題なのは、それらを“最初”に決めようとしてしまうことです。

たとえば、

  • どんなデザインが良いのか判断できない
  • 機能の要不要が分からない
  • 見積もりを見ても高いのか安いのか判断できない

といった状態に陥ることはありませんか。

これは、判断の軸がまだ決まっていないことが原因です。
軸がないまま選ぼうとすると、どうしても「何となく」「流行っていそう」「安いから」といった理由で決めてしまいがちになります。

この時点で成果が出にくくなる構造が決まってしまう

実は、この段階での判断の積み重ねが、
「成果が出にくいホームページ」になる構造を作ってしまいます。

  • 誰に向けたサイトなのか分からない
  • 何を一番伝えたいのか曖昧
  • 見た人が次に何をすればいいのか分からない

こうした状態は、制作が進んでから修正しようとすると、時間もコストも余計にかかります。
場合によっては「一度作ったけれど、結局使えずにリニューアルする」という結果になることも少なくありません。

だからこそ、ホームページ制作では、技術やデザインの話に入る前に、必ず整理しておくべきことがあります。
次の章では、その「一番最初に決めるべきこと」について、具体的にお話ししていきます。

技術よりも前に決めるべき「たった一つのこと」

ホームページ制作で最初に決めるべきことは、
デザインでも、CMSでも、機能でもありません。

それは「このホームページは、何のために存在するのか」という役割です。

この役割が明確になっているかどうかで、
その後に行うすべての判断の質が大きく変わります。

ホームページの役割を言葉にできていますか?

ここで一つ、簡単な質問をしてみてください。

「このホームページは、誰に見てもらい、見た人にどうなってほしいのか?」

この質問に、短い言葉で答えられるでしょうか。
意外と多くの方が、ここで言葉に詰まります。

「会社のことを知ってもらうため」
「信頼感を持ってもらうため」
「集客につなげたい」

これらは間違いではありませんが、まだ少し曖昧です。
役割が曖昧なままだと、ホームページ全体が「何でも少しずつ載っているけれど、結局何がしたいのか分からない」状態になりやすくなります。

「何のためのホームページか」が曖昧なまま進む危険性

役割を決めずに制作を進めると、次のような問題が起こりがちです。

  • 原稿を書こうとしても、何を書けばいいのか決まらない
  • デザイン案を見ても、良いのか悪いのか判断できない
  • 制作会社との打ち合わせが噛み合わない

これは、制作会社の問題ではなく、判断基準そのものが存在しないことが原因です。

役割が明確であれば、
「この文章は役割に合っているか」
「このデザインは目的に近づいているか」
といった形で、すべての要素を同じ基準で判断できるようになります。

名刺代わり・集客・信頼形成はすべて別物

よくある誤解の一つが、
「ホームページは全部の役割を同時に果たすもの」という考え方です。

実際には、

  • 名刺代わりとして使うホームページ
  • 問い合わせを増やすためのホームページ
  • 信頼や安心感を伝えるためのホームページ

では、構成も文章も、力を入れるポイントも大きく異なります。

もちろん、結果として複数の役割を持つことはあります。
しかし、最初に「何を一番大事にするのか」を決めておかないと、どれも中途半端になりやすいのです。

ホームページ制作で成果を出している会社ほど、
「まずはこの役割を果たすことに集中する」
という判断をしています。

次の章では、
ホームページの役割を決めないまま作ってしまった場合、具体的にどんな問題が起こるのかを、もう少し詳しく見ていきます。

ホームページの役割を決めないまま作ると起きる問題

ホームページの役割をはっきりさせないまま制作を進めると、完成した直後は「一応できた」という安心感があるものの、時間が経つにつれてさまざまな問題が表面化してきます。
ここでは、実際によく起こる代表的な問題を整理してみましょう。

デザインの良し悪しが判断できなくなる

制作途中でよくあるのが、
「このデザインは良いのか悪いのか分からない」
という状態です。

役割が決まっていないと、デザインを見る際の基準がなくなります。
すると、

  • 好みかどうか
  • 流行っていそうかどうか
  • 他社と似ているかどうか

といった本質とは関係のない判断で選んでしまいがちになります。

本来、デザインは役割を果たすための手段です。
役割が明確であれば、「このデザインは目的に合っているか」という視点で、冷静に判断できるようになります。

原稿が決まらず制作が止まる

役割が曖昧なまま進むと、次に壁になるのが文章作成です。

「何を書けばいいか分からない」
「削っていいのか、足した方がいいのか判断できない」

こうした状態が続くと、制作はどんどん停滞します。
結果として、制作期間が長引き、モチベーションも下がってしまうケースは少なくありません。

役割が決まっていれば、
「この文章は役割に必要か」
「これは今は載せなくてもいい」
と、判断がしやすくなります。

公開後に「結局どう使えばいいかわからない」

無事に公開までたどり着いたとしても、役割が曖昧なホームページは、ここでも問題を抱えます。

  • どのページを営業で見せればいいのか分からない
  • SNSや名刺から、どこに誘導すればいいのか迷う
  • 問い合わせが来なくても、何を改善すればいいか分からない

この状態になると、ホームページは**「あるけれど活用されない存在」**になってしまいます。

結果として、
「ホームページは作ったけれど意味がなかった」
「やっぱりうちには必要なかったのかもしれない」
という誤った結論にたどり着いてしまうこともあります。

しかし実際には、問題はホームページそのものではなく、最初の決め方にあることがほとんどです。

次の章では、
こうした失敗を避けるために、成果が出ているホームページが共通して最初に整理している視点について解説していきます。

成果が出るホームページが最初に整理している3つの視点

成果が出ているホームページには、業種や規模に関わらず、共通して整理されている視点があります。
それは、制作に入る前の段階で、必ずこの3つを明確にしているという点です。

この3つが揃うことで、デザインや文章、構成のすべてに一本の軸が通ります。

誰に見てほしいのか(ターゲット)

まず最初に整理すべきなのは、
「このホームページは、誰に見てもらうためのものか」という点です。

ここで注意したいのは、「できるだけ多くの人に見てほしい」と考えないことです。
ターゲットを広げすぎると、結果として誰にも刺さらないホームページになってしまいます。

たとえば、

  • 初めてサービスを知る人なのか
  • すでに比較検討している人なのか
  • 過去に接点がある人なのか

によって、必要な情報や伝え方は大きく変わります。

「今、どの段階の人に一番届けたいのか」を決めるだけでも、ホームページの内容はぐっと整理されます。

見た人にどうなってほしいのか(ゴール)

次に考えるべきなのが、
「ホームページを見た人に、最終的にどうなってほしいのか」です。

問い合わせをしてほしいのか、
電話をかけてほしいのか、
まずは安心してもらえればいいのか。

このゴールが決まっていないと、ページの構成は散漫になり、
「結局、次に何をすればいいのか分からない」
という状態を生んでしまいます。

成果が出ているホームページほど、
ゴールはシンプルで、分かりやすいのが特徴です。

そのために何を伝える必要があるのか

ターゲットとゴールが決まると、
「では、その人に何を伝える必要があるのか」
という問いが自然に浮かび上がります。

  • 不安を解消する情報は何か
  • 他社との違いはどこか
  • 信頼してもらうために必要な要素は何か

ここが整理されていれば、
文章を書くときも、ページ構成を考えるときも、
「入れる・入れない」の判断が非常にしやすくなります

この3つの視点は、難しい専門知識がなくても整理できます。
次の章では、初心者の方でも実践できる、具体的な整理方法をご紹介します。

初心者でもできる「一番最初の決め方」実践例

ここまでで、「ホームページの役割を最初に決めることが大切」という話をしてきました。
とはいえ、
「それが難しいから悩んでいる」
という方も多いはずです。

そこでこの章では、専門知識がなくても、今日からできるシンプルな整理方法をご紹介します。

紙1枚でできるシンプルな整理方法

難しく考える必要はありません。
まずは紙1枚、もしくはメモアプリを用意して、次の3つを書き出してみてください。

1つ目
「誰に一番見てほしいか」

2つ目
「その人に、最終的にどうなってほしいか」

3つ目
「そのために、最低限伝えるべきことは何か」

文章はきれいでなくて構いません。
箇条書きでも、短い言葉でも大丈夫です。

この作業を行うだけで、
「何を載せるべきか」
「今は載せなくてもいい情報は何か」
が自然と見えてきます。

社内・一人事業でも必ず言語化すべき理由

「自分一人の事業だから、頭の中で分かっている」
「社内では共通認識のはず」

そう思っている場合でも、言葉にして書き出すことが重要です。

なぜなら、頭の中にある考えは、

  • 人に説明しようとすると曖昧になる
  • 時間が経つとズレてくる
  • 制作会社に正しく伝わらない

といった問題を起こしやすいからです。

一度言語化しておくことで、
制作中の打ち合わせや修正の場面でも、
判断がブレにくくなります

ここが決まると制作が一気に楽になる

この「最初の整理」ができていると、ホームページ制作は驚くほどスムーズに進みます。

  • 原稿作成で迷う時間が減る
  • デザイン案の判断が早くなる
  • 制作会社との意思疎通がしやすくなる

結果として、
無駄な修正や手戻りが減り、納得感のあるホームページが完成しやすくなるのです。

次の章では、
この考え方を「新規制作」「リニューアル」「運営サポート」という3つのケースに分けて、具体的に見ていきます。

ホームページ制作・リニューアル・運営で決めることはどう違う?

「ホームページの役割を最初に決めることが大切」という点は共通していますが、
新規制作・リニューアル・運営サポートでは、その考え方や重点は少しずつ異なります。

ここを混同してしまうと、
「今やるべきこと」と「後で考えるべきこと」がごちゃ混ぜになり、判断が難しくなってしまいます。

新規制作で最初に決めるべきこと

新しくホームページを作る場合、最も重要なのは、
「このホームページが、事業にとって最初の接点になる」という意識です。

まだ会社やサービスを知らない人が、

  • どんな事業なのか
  • 信頼できそうか
  • 問い合わせても大丈夫か

を判断する場所になるため、役割は非常に重要です。

この段階では、
・完璧な集客
・多機能な仕組み
を目指す必要はありません。

まずは
「誰に向けて、何を伝えるホームページなのか」
を明確にすることが、成功への近道になります。

新規制作を検討している場合は、
ホームページ制作のように、制作の考え方や進め方を確認しながら整理すると、判断がしやすくなります。

リニューアル時に必ず見直すべき視点

ホームページのリニューアルでは、
「今のホームページは、当初の役割を果たせているか」
を見直すことが欠かせません。

よくあるのが、

  • デザインが古くなったから
  • スマホ対応が不十分だから

といった理由だけでリニューアルを考えてしまうケースです。

もちろんそれらも大切ですが、
本当に見直すべきなのは、
「今の事業フェーズに合った役割になっているか」
という点です。

事業内容やターゲットが変わっていれば、
ホームページの役割も変わっているはずです。

リニューアルを検討している方は、
ホームページリニューアルの視点を参考にしながら、役割の再整理から始めることをおすすめします。

運営サポートを前提にした考え方

ホームページは、作って終わりではありません。
成果が出ている会社ほど、運営を前提に考えています

運営サポートを前提にする場合は、

  • どの情報を定期的に更新するのか
  • どんなタイミングで手を入れるのか
  • 何を改善の指標にするのか

といった点を、最初から考えておくことが重要です。

ここでも役割が曖昧だと、
「何を更新すればいいのか分からない」
という状態に戻ってしまいます。

ホームページを育てていく道具として活用したい場合は、
サイト運営サポートのような形で、役割整理から一緒に考える体制を作ることが、結果的に近道になります。

技術やデザインは「その後」でいい理由

ホームページ制作というと、どうしても
「どんな技術を使うのか」
「デザインはどうするのか」
といった話が中心になりがちです。

しかし、ここまでお伝えしてきたとおり、これらはすべて“後から決めても遅くない要素”です。
むしろ、先に決めてしまうことで失敗につながるケースも少なくありません。

WordPress・テーマ・ツールは手段でしかない

WordPress、テーマ、各種プラグイン、予約システム、フォームツールなど、
ホームページ制作にはさまざまな技術やツールがあります。

ですが忘れてはいけないのは、
それらはすべて「目的を達成するための手段」に過ぎないという点です。

目的や役割が決まっていない状態で技術を選んでしまうと、

  • 本当は不要な機能を入れてしまう
  • 逆に必要な仕組みが抜け落ちる
  • 管理が複雑になり、更新されなくなる

といった問題が起こりやすくなります。

技術は「使えるから選ぶ」のではなく、
「役割を果たすために必要だから選ぶ」
この順番が非常に重要です。

役割が決まれば、技術選定は自然に決まる

ホームページの役割が明確になっていれば、
技術やデザインの選択は、実はそれほど難しくありません。

たとえば、

  • 情報を分かりやすく伝えることが役割なら、シンプルな構成
  • 問い合わせにつなげたいなら、導線を重視した設計
  • 信頼を伝えることが目的なら、実績や人となりが伝わる構成

このように、役割から逆算することで、必要な技術は自然に絞られていきます

結果として、

  • 無駄なコストをかけずに済む
  • 管理しやすいホームページになる
  • 長く使い続けられる

というメリットにもつながります。

プロに相談すべきポイントが明確になる

役割が整理されていない状態で相談をすると、
「何となくこんな感じで」
という話になりがちです。

一方で、
「このホームページは、こういう役割を持たせたい」
という軸があると、相談の質が大きく変わります。

  • どこに力を入れるべきか
  • どこは簡略化できるか
  • 将来的に拡張する余地を残すか

こうした判断を、プロの視点で一緒に整理できるようになります。

次の章では、
なぜ第三者と一緒に整理することが、結果的に近道になるのかについて解説していきます。

第三者と一緒に整理する価値とは

ホームページの役割は、自分たちで考えて決めることもできます。
しかし実際には、第三者と一緒に整理した方が、結果的に近道になるケースが非常に多いのも事実です。

それは、能力や経験の問題ではなく、立場の違いによるものです。

自分では当たり前すぎて見えない部分

事業を長く続けていると、

  • 自社の強み
  • お客様に評価されているポイント
  • 選ばれている理由

が「当たり前」になってしまいます。

その結果、
本来もっと伝えるべき大切な情報ほど、ホームページに載っていない
という状況が起こりがちです。

第三者の視点が入ることで、
「それは他社と比べて十分に強みになります」
「そこはもっと分かりやすく伝えた方がいいです」
といった気づきが生まれます。

ヒアリングでしか引き出せない強み

成果につながるホームページでは、
単なる事業説明だけでなく、
人となり・考え方・姿勢が自然に伝わっています。

これらは、
「文章を書いてください」と言われても、なかなか自分では書けないものです。

対話やヒアリングを通して、

  • なぜその事業をしているのか
  • どんな想いでお客様と向き合っているのか

を言語化していくことで、ホームページに説得力と安心感が生まれます。

コンサルティング視点が入る意味

ホームページ制作を「作業」ではなく、
事業の一部として考えるためには、コンサルティング視点が欠かせません。

  • 今の事業フェーズに合っているか
  • 無理のない運営ができるか
  • 将来どう育てていくか

こうした視点を含めて整理することで、
短期的にも長期的にも使えるホームページになります。

ホームページ制作や運営を、より戦略的に考えたい場合は、
コンサルティングサービスのように、整理の段階から伴走する形を検討するのも一つの選択肢です。

よくある質問(Q&A)

Q1. ホームページの目的は1つに絞るべきですか?

必ずしも完全に1つに絞る必要はありませんが、「一番優先する目的」は必ず決めておくべきです。
目的が複数ある場合でも、優先順位をつけることで、構成や導線に迷いがなくなります。
最初は1つの役割に集中し、運営しながら広げていく考え方がおすすめです。

Q2. まだ事業内容が固まっていなくてもホームページは作れますか?

作ることは可能ですが、最低限「誰に向けた事業か」だけは整理しておく必要があります
事業内容が変わる前提であれば、将来的に修正しやすい構成にしておくことが重要です。
そのためにも、最初の役割整理が欠かせません。

Q3. 名刺代わりのホームページでも意味はありますか?

はい、意味はあります。
ただし、名刺代わりの役割に合った作り方をしているかが重要です。
名刺代わりであれば、情報の分かりやすさや信頼感が最優先になります。
集客用と同じ考え方で作ってしまうと、目的とズレが生じます。

Q4. 集客できるホームページは何が違うのですか?

集客できるホームページは、
「誰に・何を伝え・どう行動してほしいか」が明確です。
デザインや技術よりも、この設計ができているかどうかが大きな違いになります。

Q5. 自分で考えてから制作会社に相談した方がいいですか?

ある程度考えておくのは良いことですが、完璧にまとめる必要はありません
むしろ、考えが途中の段階で相談した方が、整理が早く進むことも多いです。
大切なのは「一緒に考える前提」で相談することです。

Q6. リニューアルのときも最初に役割を決め直す必要がありますか?

はい、リニューアル時こそ役割の見直しが重要です。
事業内容やターゲットが変わっていれば、ホームページの役割も変わっている可能性があります。
見た目を変える前に、役割を再定義することが失敗を防ぐポイントです。

Q7. 技術的な知識がまったくなくても問題ありませんか?

問題ありません。
ホームページ制作で本当に必要なのは、技術知識よりも「何を実現したいか」を伝えることです。
技術的な部分は専門家に任せ、役割や方向性の整理に時間を使う方が、結果的にうまくいきます。

まとめ:ホームページ制作は「決断の順番」で結果が変わる

ホームページ制作というと、どうしても
デザイン
技術
費用
といった分かりやすい要素から考えてしまいがちです。

しかし、本記事でお伝えしてきたとおり、
成果が出るかどうかを左右するのは「何を最初に決めたか」です。

技術やデザインは、あとからでも調整できます。
一方で、
ホームページの役割が曖昧なまま進んでしまうと、途中での修正が難しくなり、結果として「使われないホームページ」になりやすくなります。

成果が出ているホームページは、必ず次の順番で考えられています。

  1. 誰に見てほしいのか
  2. 見た人にどうなってほしいのか
  3. そのために何を伝える必要があるのか

この順番が整理されていれば、

  • 文章に迷わない
  • デザインの判断ができる
  • 公開後の運営もしやすい

という好循環が生まれます。

ホームページは「作ること」が目的ではありません。
事業を前に進めるための道具です。

だからこそ、制作に入る前の「最初の決断」に、少しだけ時間をかけてみてください。
そのひと手間が、数年先の成果を大きく左右します。

さいごに

もし、
「自社の場合は、どこから整理すればいいのか分からない」
「頭の中では分かっているつもりだが、言葉にできない」
と感じているのであれば、一度立ち止まって整理する時間を取ることが、遠回りのようで一番の近道です。

ホームページ制作・リニューアル・運営サポートを含め、
事業の状況に合わせて役割整理から一緒に考えることも可能です。
無理に進める前に、「まず何を決めるべきか」を確認したい方は、気軽に相談してみてください。

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ozasaオフィスピコッツ株式会社代表取締役社長
1971年奈良県生まれ。京都・滋賀を中心にWeb制作・DX支援を行うオフィスピコッツ株式会社代表取締役。制作歴25年以上、官公庁・大手企業から中小まで多様なサイトを手掛け、Webアワードでの受賞歴多数。ホームページ制作、リニューアル、SEO、補助金活用、多言語EC・オンラインショップ運営支援までワンストップ提供するWebマーケティングのプロ。新規事業立ち上げ支援や自治体DX、各種プロジェクトのアドバイザー、大学校・高校講師、PTA会長など活動は多岐にわたる。琵琶湖観光PRにも情熱を注ぎ、地域企業の売上向上と持続的成長を伴走型で支援し、日々研鑽を続けている。