ホームページを作ってくれた制作会社やフリーランスの担当者と連絡が取れなくなった。
廃業したと聞いた。
更新を頼みたいのに、誰に相談すればよいか分からない。
このような状況になると、ホームページが急に動かなくなるのではないか、ドメインやサーバーが失効するのではないかと不安になると思います。
ただ、すぐに作り直しを考える必要はありません。
まずは、現在のホームページがどこで管理されていて、何の権限が残っているかを確認することが大切です。
まず確認したいこと
制作会社や担当者と連絡が取れなくなった場合、最初に確認したいのは以下の情報です。
- ホームページのURL
- ドメインを管理している会社
- サーバーを契約している会社
- WordPressの管理画面にログインできるか
- サーバー管理画面にログインできるか
- ドメイン管理画面にログインできるか
- メールアドレスをどこで運用しているか
- 過去の見積書、契約書、請求書、メールのやり取り
- バックアップデータの有無
すべてが分からなくても大丈夫です。
分かる範囲の情報を集めるだけでも、次に何を確認すべきかが見えやすくなります。
制作会社や担当者と連絡が取れない場合に、最初に確認したい項目は、ホームページを作った人と連絡が取れないときの確認ポイントでも整理しています。
最初にやってはいけないこと
不安なときほど、慌てて操作してしまいがちです。
ただし、以下のような対応は慎重に行う必要があります。
- よく分からないままサーバーを解約する
- ドメイン移管の手続きを急いで進める
- WordPress本体やプラグインを一気に更新する
- バックアップを取らずにPHPやテーマを変更する
- 複数の人にログイン情報をそのまま共有する
特に、ドメインとサーバーはホームページの土台です。
ここを誤って触ると、ホームページだけでなくメールまで止まることがあります。
まずは現在の契約状況と権限を確認し、必要なバックアップを取ってから進める方が安全です。
引き継ぎで重要なのは、ドメイン・サーバー・WordPress・メール
ホームページの引き継ぎでは、主に4つの管理情報を確認します。
ドメイン
ドメインは、ホームページの住所にあたるものです。
たとえば、会社のホームページURLやメールアドレスに使われている独自ドメインが該当します。
ドメインの契約者が自社になっているか、制作会社名義になっているかによって、対応が変わります。
自社名義で管理画面にログインできる場合は比較的進めやすいですが、制作会社名義になっている場合は、移管や管理変更が必要になることがあります。
サーバー
サーバーは、ホームページのデータを置いている場所です。
サーバー契約が自社名義であれば、管理画面にログインしてバックアップやPHP設定、メール設定などを確認できます。
一方で、制作会社がまとめて管理しているサーバーにホームページが置かれている場合は、引き継ぎの難易度が上がることがあります。
その場合も、WordPress管理画面やFTP情報、バックアップデータが残っていれば、別サーバーへ移すことを検討できます。
WordPress
WordPressで作られているホームページの場合、管理画面にログインできるかどうかが重要です。
管理者権限でログインできれば、投稿や固定ページ、テーマ、プラグイン、ユーザー情報などを確認できます。
ただし、WordPressに入れるだけでは、サーバーやドメインまで管理できるとは限りません。
更新作業や保守を続けるには、サーバー側の情報もあわせて確認しておく必要があります。
メール
独自ドメインのメールを使っている場合は、ホームページだけでなくメールの運用も確認します。
たとえば、info@、contact@、会社名ドメインの個人メールなどを使っている場合、サーバー変更やドメイン移管の際にメールが止まらないよう注意が必要です。
Google Workspaceやレンタルサーバーのメールを使っている場合も、DNS設定やMXレコードの確認が必要になることがあります。
状況別の進め方
WordPress管理画面に入れる場合
まずはバックアップを取り、現在のテーマ、プラグイン、ユーザー権限、更新状況を確認します。
そのうえで、サーバーやドメインの管理情報が分かるかを確認し、今後の保守や更新を誰が担当するか整理します。
サーバー管理画面に入れる場合
サーバーに入れる場合は、ホームページデータとデータベースのバックアップを確認します。
必要に応じて、WordPressの設置場所、PHPバージョン、SSL設定、メール設定も確認します。
この段階で情報が揃えば、今後の保守や別サーバーへの移行も検討しやすくなります。
ドメイン管理画面に入れる場合
ドメインの契約者、期限、ネームサーバー、DNS設定を確認します。
特に、ホームページとメールの両方で同じドメインを使っている場合は、DNS設定を不用意に変更しないよう注意が必要です。
ほとんど情報が分からない場合
ホームページURL、過去のメール、請求書、契約書、サーバー会社からの通知メールなどを手がかりに確認します。
すぐに解決できない場合もありますが、どこで管理されている可能性が高いかを順番に整理することで、対応の見通しが立つことがあります。
制作会社の廃業後に考えるべきこと
制作会社や担当者と連絡が取れなくなった場合、単に「次の更新担当を探す」だけでは不十分なことがあります。
今後も安心して運用するためには、以下の点を整理しておくことが大切です。
- ドメインやサーバーを自社で把握できているか
- WordPressの管理者権限を持っているか
- バックアップを定期的に取れる状態か
- 誰が更新・保守を担当するか
- 緊急時に相談できる相手がいるか
- 古いテーマやプラグインが放置されていないか
- メール運用に影響が出ないか
制作会社の廃業は不安な出来事ですが、管理情報を整理する機会にもなります。
このタイミングで、ホームページの運用体制を見直しておくと、今後のトラブルを減らしやすくなります。
オフィスピコッツでできること
オフィスピコッツでは、京都・滋賀を中心に、ホームページの引き継ぎ、WordPressの運営サポート、リニューアル相談に対応しています。
制作会社や担当者と連絡が取れなくなった場合でも、分かる範囲の情報をもとに、現在の状態を確認します。
対応できる内容の例は以下です。
- 現在のホームページ状態の確認
- WordPress管理画面の確認
- サーバー・ドメイン情報の整理
- バックアップの確認
- 更新できる状態かどうかの確認
- PHPやプラグインの更新前確認
- 保守・運営サポートへの引き継ぎ
- 必要に応じたリニューアルの相談
- 独自ドメインメールやGoogle Workspace運用の整理
すべてを作り直す前に、まずは残せるもの、直した方がよいもの、引き継ぎに必要なものを整理します。
まずは現状整理から
制作会社が廃業した、担当者と連絡が取れない、更新を頼める相手がいない。
そのような場合でも、すぐにホームページを作り直す必要があるとは限りません。
まずは、今のホームページがどのような状態で、どこまで引き継げるのかを確認することが大切です。
分かる範囲で構いませんので、ホームページURL、契約しているサーバー会社、ドメイン管理会社、WordPressのログイン状況などをお知らせください。

