“作って終わり”にならないホームページ運営 ― 滋賀の道の駅の課題に学ぶ

滋賀県内で道の駅のホームページ制作やリニューアルをご検討中のご担当者様、このようなお悩みをお持ちではないでしょうか?

「ホームページを作ったは良いものの、ほとんど更新できていない…」
「日々の業務に追われ、ウェブサイトの運営にまで手が回らない」
「何を情報発信すれば、お客様に喜んでもらえるのか分からない」
「制作会社に任せきりで、自分たちで思うように更新できない」

もし一つでも当てはまるなら、この記事はきっとお役に立てるはずです。この記事では、滋賀県内の道の駅が抱えがちなホームページ運営の課題に焦点を当て、“作って終わり”にしないための具体的な運営方法を、事例を交えながら徹底的に解説します。

一般論としてのホームページ運営術ではありません。ターゲット読者である「滋賀の道の駅」の皆様が、明日から実践できるノウハウを提供することをお約束します。「ホームページ運営 滋賀」や「ホームページリニューアル 道の駅」といったキーワードで情報を探している皆様にとって、この記事が課題解決の羅針盤となれば幸いです。

もくじ

なぜ、多くの道の駅ホームページは“作って終わり”になってしまうのか?

ホームページは作っただけでは、その価値を十分に発揮できません。生き物のように情報を更新し、育てていくことで初めて、集客や売上向上に貢献する強力なツールとなります。しかし、多くの道の駅では、一度公開すると更新が滞ってしまう「休眠サイト」になりがちです。その背景には、いくつかの共通した課題が存在します。

課題1:更新担当者がいない・スキルがない

道の駅の現場は、商品の陳列、接客、在庫管理、イベントの企画・運営など、多岐にわたる業務で常に多忙です。その中で、「ホームページの更新」という業務が後回しにされてしまうのは、ある意味で仕方のないことかもしれません。

  • 「兼任担当者」の限界: 多くの道の駅では、駅長や店長、あるいは特定のスタッフが他の業務と兼任でホームページを担当しています。専門の担当者がいるわけではないため、どうしても優先順位が低くなりがちです。
  • スキルの壁: 「ブログを更新してください」と言われても、管理画面の使い方が分からない、写真をどう加工すれば良いか知らない、文章を書くのが苦手…といったスキル面の課題があります。簡単な修正ですら制作会社に依頼する必要があり、費用と時間がかかるため、更新のハードルがさらに上がってしまいます。
  • 異動による引き継ぎ問題: 担当者が異動や退職になった際、IDやパスワードが分からなくなったり、更新方法の引き継ぎがうまくいかなかったりして、誰も触れない状態になってしまうケースも少なくありません。

重要なのは、特定の個人のスキルや熱意に依存するのではなく、誰でも簡単に関われる仕組みを構築することです。

課題2:何を情報発信すれば良いかわからない

いざ「情報を発信しよう!」と思っても、「さて、何を書けば良いのだろう?」と手が止まってしまうことはないでしょうか。毎日同じような業務の繰り返しに感じられ、発信するほどの特別なネタがない、と考えてしまう担当者様は非常に多いです。

  • 情報の「当たり前化」: 現場のスタッフにとって、採れたての新鮮な野菜が並ぶことや、厨房から聞こえる出汁の香りは「日常」です。しかし、その日常こそが、お客様にとっては「わざわざ訪れたい」と感じる特別な情報なのです。このギャップに気づけていないケースが散見されます。
  • ネタ切れの恐怖: 最初は意気込んでイベント情報や新商品を掲載しても、次第に発信するネタが尽きてしまい、更新が途絶えてしまうパターンです。「ブログは毎日更新しないと意味がない」といった思い込みも、更新のプレッシャーを増大させます。
  • ターゲットの不明確さ: 誰に、何を伝えたいのかが曖昧なままでは、発信する情報もぼやけてしまいます。観光客向けの情報なのか、地元住民向けの情報なのか、あるいは取引先向けの情報なのか。ターゲットを明確にしなければ、心に響くコンテンツは作れません。

課題3:制作会社との連携がうまくいっていない

ホームページは自社(組合)だけで運営するものではなく、制作を依頼したパートナー企業との連携が不可欠です。しかし、この連携が円滑に進まないことも、更新が滞る一因となります。

  • 「作って納品」で関係が終了: 多くの制作会社は、ホームページを“制作”すること自体がゴールになっています。そのため、公開後の運営サポートやコンサルティングといった視点が欠けている場合があります。結果として、道の駅側は相談相手を失い、孤立してしまいます。
  • 更新依頼のタイムラグ: ちょっとした画像の差し替えやテキストの修正を依頼しても、制作会社の対応が遅く、情報が古くなってしまうことがあります。特に、旬の野菜や週末のイベント情報など、鮮度が命の情報発信において、このタイムラグは致命的です。
  • 専門用語の壁: 制作会社との打ち合わせで「SEO」「CMS」「レスポンシブ」といった専門用語が飛び交い、何を言っているのかよく分からないまま話が進んでしまった経験はありませんか。双方の認識にズレが生じたままでは、効果的な運営は望めません。

【滋賀特有の課題】観光客の動向と発信内容のミスマッチ

滋賀県を訪れる観光客の動向を理解せず、ただ情報を発信するだけでは、効果は半減してしまいます。滋賀ならではの地理的・季節的な特徴を捉えた情報発信が求められます。

  • 京阪神からの日帰り客へのアプローチ不足: 滋賀県は、京阪神エリアから日帰りで訪れる観光客が非常に多いという特徴があります。「今日のランチはどこで?」「帰りにお土産を買いたい」といった、“今すぐ”のニーズに応える情報(例:本日の日替わり定食、本日入荷の朝採れ野菜)が不足しているホームページが多く見られます。
  • 琵琶湖だけではない魅力の発信: 確かに琵琶湖は滋賀県の象徴ですが、魅力はそれだけではありません。例えば、甲賀の忍者文化、信楽の陶芸、長浜の黒壁スクエア、湖東三山や紅葉など、各地域には独自の魅力があります。ホームページが、自分たちの道の駅周辺の「隠れた魅力」や「周遊ルート」を提案するハブとしての役割を果たせていないケースが多いです。
  • 季節変動への対応: 春の桜、夏の琵琶湖でのレジャー、秋の紅葉、冬のスキーや温泉など、滋賀県は四季折々の魅力に溢れています。しかし、ホームページのトップページが一年中同じ風景の写真だったり、去年のイベント情報が掲載されたままだったりすると、訪問者は「この道の駅は活気がないな」と感じてしまいます。

滋賀の道の駅が今すぐ取り組むべきホームページ運営の具体策

課題を明らかにしたところで、次はいよいよ具体的な解決策です。“作って終わり”から脱却し、ホームページを「稼ぐ資産」へと育てるための具体的なアクションプランを提案します。

運営体制の構築:属人化を防ぐ「チーム運営」のススメ

まず着手すべきは、一人の担当者に負担が集中する「属人化」からの脱却です。複数のスタッフが関われる「チーム運営」体制を構築しましょう。

  • 役割分担の明確化:
    • 情報収集担当: 店頭スタッフ、農産物直売所の生産者、レストランの料理長など。日常業務の中で「これは面白い!」と思ったネタ(例:珍しい形の野菜、新メニューの試作品)を写真に撮って、共有フォルダにアップするだけ。
    • コンテンツ作成担当: 集まったネタを元に、簡単な文章を作成し、ホームページに掲載する。文章が苦手な人でも書けるように、テンプレートを用意しておくのがポイント。
    • 最終チェック担当: 駅長や店長が、公開前に誤字脱字や内容に問題がないかを確認する。
  • 更新ルールの設定:
    • 「毎週水曜日はブログ更新の日」「イベント情報は開催2週間前までに必ず掲載する」など、更新のタイミングと頻度をルール化します。これにより、更新作業が日常業務のルーティンに組み込まれます。
  • シンプルなツールの活用:
    • スタッフ間の情報共有には、LINEグループやGoogleドライブのような、誰もが使い慣れたツールを活用します。特別なグループウェアを導入する必要はありません。「スマホで写真を撮って、LINEで送る」という手軽さが、継続の鍵です。

コンテンツ戦略:「わざわざ行きたくなる」情報の見つけ方・伝え方

何を情報発信すれば良いか分からない、という悩みは、「お客様が何を知りたいか」という視点を持つことで解決できます。道の駅にある「当たり前」を「特別な価値」に変えるコンテンツ戦略を紹介します。

地域の農産物・特産品の「ストーリー」を発信する

ただ「トマトが入荷しました」と伝えるだけでは、お客様の心は動きません。そのトマトが持つ背景(ストーリー)を伝えることで、付加価値が生まれます。

  • 生産者の顔を見せる:
    • 「〇〇さんが、今朝収穫したばかりのツヤツヤのトマトです。今年は天候に恵まれ、特に甘みが強いそうですよ!」というように、生産者の名前やこだわりを紹介します。顔写真や畑の写真があれば、さらに信頼感が増します。
  • 美味しい食べ方を提案する:
    • 「このトマトは、まずは何もつけずに丸かじりしてみてください!」「レストランのシェフ直伝、このトマトを使った簡単レシピ」など、お客様が家に帰ってからの楽しみ方を具体的に提案します。これは差別化を図るための重要なポイントです。
  • 滋賀ならではの食材を深掘りする:
    • 近江米、近江牛、琵琶湖の湖魚、日野菜、アドベリーなど、滋賀には魅力的な食材が豊富です。その食材の歴史や、地域での食べられ方、美味しい時期などを深掘りしたコンテンツは、強力な集客ツールになります。

イベント情報の「予告」と「事後レポート」をセットで発信する

イベント情報は、絶好の情報発信の機会です。しかし、多くは開催告知だけで終わってしまいがちです。イベントの前後で発信をセットにすることで、効果を最大化できます。

  • 予告(期待感を醸成する):
    • 開催告知だけでなく、「出店者さんの紹介」「イベント限定商品のチラ見せ」「準備風景のレポート」など、複数回に分けて情報を小出しにすることで、お客様の期待感を高めます。
  • 事後レポート(賑わいを伝える):
    • イベント当日の様子を写真や動画で伝え、「こんなに盛り上がりました!」という賑わいをレポートします。これにより、今回参加できなかった人に「次は行ってみたい」と思わせることができます。また、参加してくれたお客様への感謝を伝える場にもなります。この積み重ねが、道の駅のファンを増やしていきます。

周辺観光情報との連携で「周遊のハブ」となる

お客様は、道の駅だけを目的に訪れるわけではありません。周辺の観光地と組み合わせた「旅のプラン」の中で、道の駅に立ち寄ります。ホームページが、その旅のプランニングを手助けする存在になりましょう。

  • モデルコースの提案:
    • 「午前中は彦根城を見学し、お昼は当駅のレストランで近江牛ランチ。午後は湖岸道路をドライブして、お土産に焼きたてパンをどうぞ」といった、具体的なモデルコースを提案します。ターゲット(カップル向け、ファミリー向けなど)ごとに複数のコースを用意すると、さらに親切です。
  • 近隣施設との相互リンク:
    • 周辺の観光施設、温泉、宿泊施設などのホームページと相互にリンクを張り、地域全体で送客しあう関係を築きます。これは、地域貢献にも繋がり、道の駅の社会的価値を高めます。
  • 「中の人」ならではのニッチな情報:
    • 観光ガイドブックには載っていないような、「地元の人しか知らない桜の隠れ名所」「スタッフおすすめの絶景夕日スポット」といった情報は、非常に価値が高いです。このような独自性が検索エンジンからも評価されます。

SEO対策の基礎:滋賀の道の駅が狙うべきキーワードとは?

SEO(検索エンジン最適化)と聞くと難しく感じるかもしれませんが、基本的な考え方はシンプルです。「お客様がどんな言葉で検索するか」を想像し、その言葉をホームページ内に盛り込むことです。滋賀の道の駅が特に意識すべきキーワードの例を挙げます。

  • 基本キーワード:「[道の駅名]」
    • これは最も重要です。道の駅の名前で検索した際に、公式サイトが必ず一番上に表示されるように、タイトルや見出しに正式名称を正しく記載しましょう。
  • 地域密着キーワード:「[地域名] + [特産品]」(例:「甲賀 土山茶」「高島 アドベリー」)
    • 地域の特産品に関心があるユーザーを呼び込みます。特産品を紹介するページを作り込むことで、検索上位表示の可能性が高まります。
  • 目的キーワード:「滋賀 + ドライブ + 休憩」「琵琶湖 + ランチ + おすすめ」
    • ドライブ途中の休憩場所や食事処を探している、ニーズが明確なユーザーにアプローチできます。
  • イベントキーワード:「[道の駅名] + [イベント名]」(例:「〇〇道の駅 収穫祭」)
    • イベント名で直接検索するユーザーを確実にサイトへ誘導します。

これらのキーワードを、ブログのタイトルや記事の本文、見出しなどに不自然にならないように盛り込むことを意識するだけで、検索エンジンからの訪問者数は着実に増えていきます。

事例から学ぶ!ホームページ運営の成功と失敗

ここでは、具体的な事例を元に、ホームページ運営の成功ポイントと、陥りがちな失敗について見ていきましょう。(※プライバシー保護のため、事例は一部内容を変更しています)

成功事例:A道の駅(仮名) – SNS連携とブログで集客20%アップ

湖西エリアに位置するA道の駅は、リニューアル前、典型的な「作って終わりの」ホームページでした。しかし、運営体制を見直し、情報発信を強化したことで、ホームページ経由の来店客数が約20%増加しました。

  • 成功のポイント①:Instagramとの役割分担
    • Instagramでは、シズル感のある料理の写真や、短い動画で「今」の情報をリアルタイムに発信。ホームページのブログでは、Instagramの投稿を深掘りし、レストランの新メニュー開発秘話や、農家さんのインタビューといった「ストーリー」を掲載しました。
  • 成功のポイント②:「素人感」を活かしたブログ
    • プロのライターが書いたような綺麗な文章ではなく、スタッフが自分の言葉で綴るブログが、逆にお客様からの共感を呼びました。「今日のまかないはこれでした!」「新人スタッフの〇〇です!」といった親しみやすい投稿が人気を集め、コメント欄での交流も生まれました。
  • 成功のポイント③:スマホからの更新体制
    • PCを開かなくても、スマートフォンの管理画面から簡単にブログを投稿できる仕組み(CMS)を導入。これにより、レジの合間や休憩中など、スキマ時間での情報更新が可能になり、更新頻度が劇的に向上しました。

失敗事例:B道の駅(仮名) – リニューアルしたのにアクセスが減った理由

東近江エリアのB道の駅は、多額の費用をかけてホームページを全面リニューアルしました。デザインは洗練され、美しい写真が並びましたが、リニューアル後になぜかアクセス数が減少してしまいました。

  • 失敗の原因①:デザイン優先で情報が探しにくい
    • 見た目の美しさを追求するあまり、どこに何の情報があるのか分かりにくい構成になっていました。特に、営業時間がページの最下部にしか書かれていなかったり、イベント情報へのリンクが小さかったりしたため、ユーザーが情報にたどり着く前に離脱してしまいました。
  • 失敗の原因②:旧サイトからの引継ぎミス
    • リニューアルの際、旧サイトで評価されていたページ(例:人気の特産品紹介ページ)を、新しいサイトに正しく移行(301リダイレクト)していませんでした。その結果、検索エンジンからの評価を引き継ぐことができず、検索順位が大幅に下落してしまいました。これは検索する担当者様が特に注意すべき点です。
  • 失敗の原因③:更新のしにくさ
    • デザインが複雑なため、ブログを1記事更新するにも専門的な知識が必要なシステムになっていました。結果、現場スタッフでは手が出せず、リニューアル前よりも更新頻度が落ちてしまいました。

滋賀ならではの成功ポイント:琵琶湖だけじゃない!隠れた魅力をどう発信するか

成功するホームページは、自分たちの道の駅が持つ独自の価値を正しく理解し、発信しています。

例えば、

  • 湖北地域の道の駅であれば、冬の渡り鳥や雪景色、発酵食品(鮒ずしなど)の文化といった、静かで深い魅力を伝えるコンテンツ。
  • 甲賀・信楽地域の道の駅であれば、忍者や焼き物といったテーマと絡めた体験型イベントの告知やレポート。
  • 琵琶湖大橋の近くの道の駅であれば、サイクリスト(ビワイチ)向けの休憩スポットとしての情報(サイクルラックの有無、空気入れの貸し出し、補給食におすすめの商品など)を充実させる。

このように、自分たちの地域が持つ文脈の中に道の駅を位置づけ、「ここに来なければ得られない体験」を提示することが、他の道の駅との差別化に繋がります。

ホームページを“資産”に変えるための継続的な改善

ホームページ運営は、一度公開したら終わりではありません。お客様の反応を見ながら、継続的に改善を加えていくことで、その価値はさらに高まります。ここでは、専門家でなくてもできる改善のヒントをお伝えします。

アクセス解析の基本:Googleアナリティクスで見るべき3つの指標

アクセス解析ツール「Googleアナリティクス」は、無料で使える非常に強力なツールですが、どこを見れば良いか分からないという方も多いでしょう。まずは、以下の3つの指標だけを毎月チェックすることから始めてみてください。

  1. ユーザー数: ホームページに何人の人が訪れたか。この数字が増えているか減っているかを見るだけで、運営がうまくいっているかの大まかな判断ができます。
  2. 流入チャネル: ユーザーがどこから来たか(例:Google検索、Instagram、他のサイトからのリンクなど)。もし「検索」からの流入が多ければSEOがうまくいっている証拠ですし、「SNS」からが多ければSNSでの発信が効果を上げていると言えます。
  3. 人気ページ: どのページがよく見られているか。よく見られているページは、お客様の関心が高いということです。そのページの内容をさらに充実させたり、関連する新しい記事を作成したりすることで、より多くのユーザーを満足させることができます。

ユーザーの声の活かし方:お問い合わせフォームやSNSのコメントは宝の山

お客様から寄せられる声は、ホームページを改善するための最大のヒントです。

  • お問い合わせの分析: 「〇〇はどこで売っていますか?」「駐車場は何時から開いていますか?」といった質問が頻繁に寄せられる場合、それはホームページ上でその情報が分かりにくいというサインです。よくある質問とその回答をまとめたページを作成しましょう。
  • SNSのコメントや口コミ: お客様がSNSに投稿してくれた口コミやコメントには、ポジティブな意見もネガティブな意見も含まれています。「ここのソフトクリームが絶品!」という投稿があれば、その写真を許可を得てホームページで紹介する。「道が分かりにくかった」という声があれば、アクセス情報ページに写真付きの詳細な道順を追加する。このように、お客様の声を真摯に受け止め、改善に繋げることが信頼関係を築きます。

小さな改善を繰り返す「グロースハック」的思考

「リニューアル」のような大きな変更を考える前に、まずは今あるホームページでできる小さな改善を繰り返していくことが重要です。

  • 写真の差し替え: トップページのメイン写真を、季節感のあるものに変えるだけでも、サイトの印象は大きく変わります。
  • キャッチコピーの変更: 商品の魅力を伝えるキャッチコピーを、スタッフみんなで考えて、より魅力的なものに変更してみる。
  • ボタンの文言変更: 「詳しくはこちら」というボタンを「シェフのこだわりを見る」という文言に変えるだけで、クリック率が上がることもあります。

こうしたA/Bテストのような小さな試行錯誤を繰り返すことで、ホームページは着実に成長していきます。

Q&A:滋賀の道の駅ホームページ担当者のよくある質問

最後に、道の駅のホームページ担当者様からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。

Q1: 専門知識がなくても更新はできますか?
A1: はい、可能です。WordPress(ワードプレス)のようなCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)を導入すれば、ブログを書くような感覚でホームページを更新できます。重要なのは、ホームページ制作時に「自分たちで簡単に更新できるシステムにしてほしい」と制作会社に明確に伝えることです。スマホからの更新に対応したシステムを選ぶと、さらにハードルが下がります。

Q2: ブログのネタがすぐ尽きてしまいます。どうすれば良いですか?
A2: ネタは特別な出来事である必要はありません。「日常」の中にネタの種は無数にあります。例えば、「今日の直売所の様子」「レストランのまかない紹介」「新人スタッフの紹介」「お客様からいただいた嬉しい言葉」「道の駅周辺の季節の草花」など、些細なことでも構いません。スタッフ全員を巻き込み、「ネタ探し」をゲーム感覚で楽しむ雰囲気を作ることが継続のコツです。

Q3: スマートフォン対応(レスポンシブデザイン)は必須ですか?
A3: はい、絶対に必須です。 今や、外出先で情報を探すユーザーのほとんどがスマートフォンを利用しています。特に、ドライブ途中の観光客が「近くの道の駅」を探す場面を想像してみてください。スマートフォンで見た時に文字が小さすぎたり、レイアウトが崩れていたりするサイトは、その瞬間に閉じられてしまいます。Googleもスマートフォンサイトの評価を重視しているため、SEOの観点からも不可欠です。

Q4: SNSとホームページ、どう使い分ければ良いですか?
A4: SNSは「リアルタイム性・拡散性」ホームページは「網羅性・信頼性」と役割分担するのがおすすめです。SNS(特にInstagramやX)では、入荷情報やイベントの様子といった「今」の情報をスピーディーに発信し、フォロワーとの交流を楽しみます。一方、ホームページでは、営業時間やアクセス、施設の詳細、過去のブログ記事といった、いつでも参照できる「ストック情報」を整理して掲載します。SNSの投稿を見て興味を持ったユーザーが、より詳しい情報を求めてホームページを訪れる、という流れを作るのが理想です。

Q5: ホームページリニューアルの適切なタイミングは?
A5: 明確な年数はありませんが、以下のようなサインが見られたらリニューアルを検討するタイミングです。

  • スマートフォンで表示した時に見づらい。
  • サイトのデザインが明らかに古いと感じる。
  • 自分たちで更新したい箇所が、簡単に更新できない。
  • 通販サイトの開設など、新しい機能を追加したくなった。
  • アクセス数が長期間にわたって減少し続けている。
    単にデザインを新しくするだけでなく、「運営しやすくする」「目的を達成しやすくする」という視点でリニューアルを計画することが重要です。

Q6: 通販サイト(ECサイト)を始めるべきか迷っています。
A6: すべての道の駅がECサイトを導入すべきとは限りません。まずは、自分たちの道の駅で扱っている商品に、ECサイト向きの「独自性の高い商品」や「リピート購入が見込める商品」があるかを考えてみましょう。また、商品の梱包、発送、在庫管理、問い合わせ対応といった運営コストも考慮する必要があります。まずは、ホームページに「FAX・電話注文用紙」を掲載するなど、小規模な形から始めてみて、お客様の反応を見るのも一つの手です。

Q7: 補助金などを活用してホームページ制作・改修はできますか?
A7: はい、活用できる可能性は十分にあります。国や滋賀県、各市町村が、中小企業や小規模事業者のIT導入や販路開拓を支援するための様々な補助金・助成金制度を用意しています。例えば、「小規模事業者持続化補助金」などは、ホームページ制作やリニューアルの経費として広く活用されています。最新の情報については、地域の商工会や自治体の担当窓口、またはIT導入支援に詳しい制作会社に相談してみることをお勧めします。

まとめ

本記事では、「“作って終わり”にならないホームページ運営」をテーマに、滋賀の道の駅が直面する課題と、その具体的な解決策を解説してきました。

ホームページは、ただの“箱”ではありません。情報を発信し、お客様と繋がり、地域の魅力を伝え、そして最終的には売上にも貢献する、非常に強力な“メディア”であり“営業ツール”です。

大切なのは、完璧を目指さないこと。まずはこの記事で紹介したアイデアの中から、一つでも二つでも、自分たちの道の駅で「これならできそうだ」と思えることから始めてみてください。スタッフ一丸となって、お客様の顔を思い浮かべながら情報を発信すれば、その想いは必ず伝わります。

あなたの道の駅のホームページが、単なる施設案内から脱却し、滋賀の地域振興を牽引するダイナミックな情報発信拠点へと進化していくことを、心から応援しています。

滋賀の道の駅のホームぺージについて、お悩みなどあれば、お気軽にご相談ください。

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ホームページ制作やリニューアル、サイト運営サポートの事例を随時ご紹介させていただきます。事例は、基本的に実名掲載の実績とは異なり、実際の要望や予算、ボリュームといった具体的な内容を紹介させていただきます。
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3つのプランの中にピンとくるものが無ければアレンジプラン
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1971年奈良県生まれ。京都・滋賀を中心にWeb制作・DX支援を行うオフィスピコッツ株式会社代表取締役。制作歴25年以上、官公庁・大手企業から中小まで多様なサイトを手掛け、Webアワードでの受賞歴多数。ホームページ制作、リニューアル、SEO、補助金活用、多言語EC・オンラインショップ運営支援までワンストップ提供するWebマーケティングのプロ。新規事業立ち上げ支援や自治体DX、各種プロジェクトのアドバイザー、大学校・高校講師、PTA会長など活動は多岐にわたる。琵琶湖観光PRにも情熱を注ぎ、地域企業の売上向上と持続的成長を伴走型で支援し、日々研鑽を続けている。