「良い仕事をしていれば、お客様は自然と集まってくる」
そう信じて、日々技術を磨き、一件一件の現場に誠実に向き合ってこられた外壁塗装会社の経営者様。その想いとは裏腹に、近年、厳しい価格競争に巻き込まれていないでしょうか?
インターネットが普及し、お客様は一括見積もりサイトで手軽に複数の業者を比較検討できるようになりました。その結果、提示される金額だけで判断され、技術力や仕事へのこだわりが正当に評価されないという悔しい思いをされている方も少なくないはずです。
「うちは技術で勝負しているから、安売りはしたくない」
「もっと自社の強みや想いを直接お客様に届けたい」
もし、そうお考えなら、その答えは「伝える力」のあるホームページを持つことにあります。
本記事は、ホームページ制作やリニューアルを検討されている外壁塗装会社の経営者様に向けて、価格競争から抜け出し、「あなたにお願いしたい」と指名されるためのホームページ制作・運営の具体的な方法を、事例を交えながら徹底的に解説します。
なお、本記事は外壁塗装会社様をメインターゲットとしていますが、地域に根ざした専門性の高いビジネス(例えば、滋賀県でこだわりのオーダーキッチンを手掛ける専門店様など)を展開されている経営者様にとっても、自社の価値を顧客に届け、競合との差別化を図るための共通のヒントが数多く含まれています。ぜひ、ご自身のビジネスに置き換えてお読みください。
もくじ
なぜ外壁塗装会社にこそ「伝える力」のあるホームページが必要なのか?
スマートフォンの普及により、お客様は塗装会社を探す際、まず間違いなくインターネットで検索します。その時、お客様が最初に出会う「会社の顔」がホームページです。ここでは、なぜ数ある集客手段の中でも、特にホームページが重要なのか、その3つの理由を掘り下げていきます。
ポータルサイト・一括見積もりサイト依存からの脱却
多くの会社が利用しているポータルサイトや一括見積もりサイト。手軽に集客できる反面、多くの課題を抱えています。
第一に、手数料の問題です。成約に至るたびに、決して安くはない手数料が発生し、利益を圧迫します。受注を増やすほど、手数料の負担も増えていくという構造的な問題を抱えています。
第二に、熾烈な価格競争です。お客様は複数の業者から相見積もりを取ることが前提のため、どうしても価格が比較の主軸になります。「あと5万円安ければ…」といった交渉も日常茶飯事で、技術や提案内容が二の次にされがちです。
そして最も大きな問題は、顧客情報が自社の資産にならないことです。ポータルサイト経由のお客様は、あくまでサイト運営会社の顧客であり、自社に直接のつながりが生まれません。長期的な関係性を築き、将来の塗り替えや紹介につなげることが難しいのです。
一方、自社のホームページは「資産」です。ホームページ経由でお問い合わせいただいたお客様の情報は、すべて自社で管理できます。定期的なメンテナンスのご案内や、リフォームに関する情報提供など、長期的な関係を育むための施策を自由に行うことができ、安定した経営基盤の構築につながります。
「どの塗装会社も同じ」という顧客の思い込みを覆す
お客様の多くは、外壁塗装に関する専門知識を持っていません。「シリコン塗料とフッ素塗料の違い」や「下地処理の重要性」を詳細に理解している方は稀です。そのため、ホームページに専門的な情報を並べるだけでは、「難しくてよくわからない」「どの会社も同じようなことを言っている」と感じられてしまいます。
そこで重要になるのが、技術やスペック以外の「違い」を伝えることです。
- 創業の想い: なぜこの仕事をしているのか?どんな想いで地域のお客様と向き合っているのか?
- 仕事へのこだわり: 他社が面倒くさがるような、どんな些細なことにこだわっているのか?
- 代表や職人の人柄: どんな人間が、どんな表情で仕事をしているのか?
これらの「会社の顔」や「体温」が伝わる情報こそが、お客様の心を動かし、「この人たちなら信頼できそう」「この会社に相談してみたい」という気持ちを芽生えさせます。ホームページは、技術的な正しさだけでなく、人間的な魅力を伝えるための最高の舞台なのです。
職人の技術と想いを「見える化」する
「見てくれれば、うちの仕事の良さはわかるんだが…」
そうおっしゃる職人気質の経営者様は多いでしょう。しかし、お客様は現場の作業をずっと見ているわけではありません。どれだけ丁寧に養生し、規定の塗布量を守り、美しい仕上げを施しても、そのプロセスは見えなければ存在しないのと同じです。
ホームページは、その「見えない部分」を「見える化」するための強力なツールです。
- 施工プロセス: 足場設置から高圧洗浄、下地処理、中塗り、上塗り、完了検査までの各工程を、写真付きで丁寧に解説する。なぜその工程が必要なのか、どんな点に注意しているのかを書き添えることで、仕事の丁寧さが伝わります。
- 塗料選びのこだわり: ただ高い塗料を勧めるのではなく、「このお客様の家は日当たりが良いので、紫外線に強いこの塗料を」「琵琶湖に近く湿気が気になる地域なので、防カビ性能の高いこの塗料を」といったように、お客様一軒一軒に合わせた提案の根拠を示す。
- 安全対策への取り組み: 毎日の朝礼の様子、現場の整理整頓、安全器具の点検など、安全への配慮を写真で見せることで、お客様に安心感を与えます。
これらの情報を発信することで、お客様は「ただ壁に色を塗るだけではない、プロの仕事」を理解し、価格以上の価値を感じてくれるようになります。
「伝える力」を最大化する!明日からできるコンテンツ制作術
では、具体的にどのようなコンテンツを作成すれば、「伝える力」のあるホームページになるのでしょうか。ここでは、外壁塗装会社がすぐに実践できる、効果的なコンテンツ制作のアイデアを、具体的な事例を交えてご紹介します。
施工事例は「物語」で語る
多くのホームページに施工事例は掲載されていますが、そのほとんどが「Before/Afterの写真」と「使用塗料」「工事金額」といった情報の羅列に留まっています。これでは、他社との違いは伝わりません。
施工事例は「物語」として語ることを意識してください。お客様が抱えていた悩みから始まり、工事完了後のお客様の喜びの声で終わる、一つのストーリーを紡ぎ出すのです。
【事例】滋賀県大津市・A様邸「長年の悩みだった雨漏りが、丁寧な診断でついに解決!」
【お客様の課題(Before)】
築30年になるご自宅で、10年ほど前から2階の窓サッシ周辺からの雨漏りに悩まされていたA様。「これまで他の業者に2度見てもらったが、シーリングを打ち直すだけで根本的な解決には至らなかった」と、諦めにも似た気持ちで弊社にご相談くださいました。外壁にもチョーキング(手で触ると白い粉が付く現象)が見られ、全体的な劣化も気になっていらっしゃいました。
(ここに、雨漏り箇所の写真や、チョーキングが起きている外壁の写真を掲載)
【弊社の提案内容】
まずは代表の私が直接お伺いし、1時間かけてじっくりと現地調査を行いました。散水調査の結果、雨漏りの原因は窓サッシ上部の外壁にある、ごくわずかなヒビ割れ(ヘアークラック)だと判明。これまでの業者はシーリング部分しか見ていなかったため、原因を見抜けなかったのです。
そこで弊社からは、単なる塗装工事だけでなく、原因となっているヒビ割れをVカット工法で確実に補修した上で、防水効果の高い弾性塗料を使用することをご提案しました。また、「せっかく足場を組むのだから」と、気になっていらっしゃった屋根の点検も同時に行い、数カ所の瓦のズレを補修するご提案も差し上げました。
【施工のポイント】
今回の工事で最もこだわったのが、雨漏りの原因となったヒビ割れの補修です。専用の工具でヒビを少し広げ(Vカット)、奥までプライマー(接着剤)をしっかりと塗り込み、高性能なシーリング材を充填しました。この一手間をかけることで、再発のリスクを極限まで抑えることができます。
高圧洗浄では、長年の汚れだけでなく、古い塗膜を徹底的に洗い流し、新しい塗料がしっかりと密着するように下準備を行いました。
(ここに、Vカット補修をしている職人の写真や、高圧洗浄の様子の写真を掲載)
【お客様の声(After)】
「あんなに悩んでいた雨漏りが、台風が来ても全く心配なくなりました。本当に驚いています。職人さんたちも毎日礼儀正しく、作業の進捗を丁寧に報告してくれたので安心してお任せできました。外壁の色も、何度もカラーシミュレーションに付き合っていただいたおかげで、イメージ通りの明るい雰囲気になり、家族みんなで喜んでいます。ピカピカになった我が家を見るのが毎日の楽しみです。本当にありがとうございました。」
(ここに、綺麗になった外壁の前で、お客様と職人が一緒に写っている笑顔の写真を掲載)
いかがでしょうか。このように、お客様の悩み(Why)→弊社の提案(What)→こだわりの施工(How)→お客様の喜び(Result)という流れで物語を構成することで、単なる工事記録ではない、血の通ったストーリーとしてお客様の心に響きます。特に、滋賀県という地域性を考慮し、「琵琶湖からの湿気によるコケ対策」「冬の積雪に備えた防水性の高い塗料の提案」といった要素を盛り込むと、さらに地域のお客様からの共感を得やすくなります。
お客様の声は「手書きアンケート」と「動画」で信頼度アップ
「お客様の声」は、未来のお客様にとって最も信頼できる情報源の一つです。しかし、ホームページに掲載されているテキストだけの声は、「本当に実在するお客様なのだろうか?」と疑われてしまう可能性があります。
そこで、圧倒的な信頼性を獲得するために活用したいのが「手書きのアンケート」と「お客様インタビュー動画」です。
- 手書きアンケート: 工事完了後にお客様にお渡しするアンケート用紙に、直筆でご記入いただく。そのアンケート用紙をスキャン、または写真に撮ってホームページに掲載します。手書きの文字には、タイピングされた文字にはない温かみとリアリティが宿ります。「字が汚いから…」と謙遜されるお客様もいらっしゃいますが、「その方がかえって本物だと伝わるので、ぜひお願いします!」とお伝えしましょう。
- お客様インタビュー動画: スマートフォンでの撮影でも十分です。最初は緊張されるかもしれませんが、「工事を依頼する前の不安は何でしたか?」「実際に工事を終えて、一番良かった点はどこですか?」といった質問に答えていただく形式で、1〜2分程度の短い動画を撮影させてもらいましょう。お客様の生の声、表情、言葉のトーンは、どんなに練られた文章よりも雄弁に、満足度の高さを伝えてくれます。
もちろん、掲載許可をいただくことは必須ですが、心の底から満足していただけたお客様は、快く協力してくださることが多いはずです。
スタッフ紹介は「人柄」で勝負する
お客様が外壁塗装を依頼する際、実は最も気にしていることの一つが「どんな人が家に来るのだろう?」という点です。特に工事期間中は、職人さんが毎日自宅の敷地内に出入りすることになります。だからこそ、スタッフの人柄を事前に伝えることは、お客様の不安を解消し、安心感を与える上で非常に重要です。
よくある「代表取締役:〇〇 〇〇(資格:一級塗装技能士)」といった情報だけでは、その人がどんな人間なのか全く伝わりません。以下のような項目を加えて、人間味あふれるプロフィールを作成しましょう。
- この仕事への想い: なぜ塗装職人になったのか、仕事で一番うれしかった瞬間は?
- お客様へのメッセージ: どんなことを大切にしてお客様の家と向き合っているか。
- プライベートな一面: 趣味、好きな食べ物、休日の過ごし方など。
例えば、滋賀県の塗装会社であれば、
「親方の趣味は琵琶湖でのバス釣り。夜明け前から湖上に浮かび、自然と対話する時間が、新しい色のインスピレーションを与えてくれます。口下手ですが、仕事の正確さは誰にも負けません!」
といった紹介文があれば、お客様は親近感を覚え、安心して仕事を任せられると感じるでしょう。
笑顔の写真を掲載することも忘れてはいけません。真剣な眼差しで作業する姿も格好良いですが、スタッフ紹介ページでは、ぜひ親しみやすい笑顔の写真を使いましょう。
専門知識は「お役立ちブログ」で惜しみなく発信する
外壁塗装を検討しているお客様は、多くの疑問や不安を抱えています。
「塗り替えのサインってどんなもの?」
「悪徳業者に騙されないためにはどうすればいい?」
「滋賀県で使える助成金や補助金はあるの?」
これらの疑問に対して、専門家として先回りして答えてあげるのが「お役立ちブログ」の役割です。自社の売り込みではなく、あくまでお客様の役に立つ情報を提供するというスタンスが重要です。
ブログテーマの例:
- 地域特化: 「滋賀県の気候(多湿・冬の積雪)を考慮した外壁塗装の最適な時期とは?」
- 基礎知識: 「【初心者向け】外壁塗装の見積もり書、これだけはチェックしたい5つのポイント」
- 業者選び: 「訪問販売の業者が来ても慌てない!優良な塗装会社を見極める方法」
- 塗料選び: 「見た目だけじゃない!機能性で選ぶ外壁塗料(遮熱・断熱・防カビなど)」
- Q&A: 「よくある質問:足場の費用はなぜ必要なのですか?」
これらの情報を継続的に発信することで、GoogleやAIにも「外壁塗装に関する専門性の高いサイト」として評価され、「ホームページ制作 外壁塗装会社」や「ホームページ運営 外壁塗装会社」といったキーワードでの検索結果で上位に表示されやすくなります。
何よりも、ブログを読んだお客様は、「この会社は専門知識が豊富で、私たちのことを考えてくれている」と感じ、問い合わせをする前から厚い信頼を寄せてくれるようになります。これが、価格競争に巻き込まれないための大きな一歩となるのです。
GoogleとAIに評価されるホームページの技術的側面
素晴らしいコンテンツを作成しても、それがお客様や検索エンジンに見つけてもらえなければ意味がありません。ここでは、専門的になりすぎない範囲で、最低限押さえておきたい技術的なポイントを3つご紹介します。
スマホでの見やすさは大前提(レスポンシブデザイン)
今や、ホームページを見る人の半数以上がスマートフォンを利用しています。お客様が移動中や休憩中に、スマホで塗装会社を検索するシーンを想像してみてください。その時に、文字が小さすぎて読みにくかったり、ボタンが押しにくかったりするホームページは、即座に離脱されてしまいます。
「レスポンシブデザイン」に対応していることは、現在のホームページの必須条件です。これは、パソコン、タブレット、スマートフォンなど、異なる画面サイズに合わせて、自動的にレイアウトやデザインが最適化される仕組みのことです。これにより、どんなデバイスからアクセスしても、お客様がストレスなく情報を閲覧できるようになります。
ページの表示速度が顧客体験を左右する
せっかく興味を持ってホームページをクリックしてくれたのに、ページの表示に5秒も10秒もかかっていては、お客様は待ってくれません。調査によると、ページの表示が3秒以上かかると、半数以上のユーザーが離脱してしまうと言われています。
ページの表示速度が遅くなる主な原因は、「画像のサイズが大きすぎること」です。特に、高画質な施工事例の写真をたくさん掲載したい場合、知らず知らずのうちにページが重くなりがちです。ホームページにアップロードする前に、専用のツールやソフトを使って、画質を損なわない程度に画像のファイルサイズを圧縮(軽量化)する一手間が非常に重要です。
ローカルSEO(MEO)対策で滋賀県内の顧客を呼び込む
外壁塗装は、地域に密着したビジネスです。東京の人が滋賀県の塗装会社に依頼することは、まずありません。だからこそ、「滋賀県で外壁塗装をしたい」と考えているお客様に、自社のホームページを的確に届ける必要があります。これが「ローカルSEO(地域名での検索対策)」です。
最も効果的な方法の一つが、「Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)」の活用です。これは、Googleマップ上に自社の情報を無料で掲載できるサービスです。
- 会社名、住所、電話番号、営業時間を正確に登録する。
- 自社のホームページへのリンクを必ず設定する。
- 施工事例の写真を定期的に投稿する。
- 工事を終えたお客様に、口コミの投稿を依頼する。
これらを充実させることで、Googleマップで「外壁塗装 滋賀」などと検索した際に、自社が上位に表示されやすくなります。
また、ホームページ本体でも、施工事例のページに「滋賀県草津市」「滋賀県彦根市」といった具体的な市町村名を入れたり、ブログで「滋賀県で使える外壁塗装の助成金情報」といった地域に特化した記事を書いたりすることで、地域のお客様からの検索にヒットしやすくなります。
外壁塗装会社のホームページに関するQ&A
ここでは、ホームページの制作や運営に関して、経営者様からよくいただく質問にQ&A形式でお答えします。
Q1. ブログを書きたいのですが、文章を書くのが苦手で、時間もありません。どうすればいいですか?
A1. 無理に長文を書こうとせず、「1枚の写真と3行のコメント」から始めてみましょう。例えば、「今日は高圧洗浄でした。長年の汚れがみるみる落ちていくのは、何度やっても気持ちが良いものです。これで新しい塗料がしっかり密着します!」といった内容で十分です。スマートフォンのメモ帳に、日々の作業で感じたことやお客様との会話を短い言葉で書き溜めておき、週末にまとめて更新するという方法もおすすめです。まずは「完璧を目指さず、続けること」を目標にしましょう。
Q2. 施工事例に使う写真は、やはり一眼レフのような高価なカメラで撮るべきでしょうか?
A2. 必ずしもその必要はありません。現在のスマートフォンは非常にカメラ性能が高いので、スマホでの撮影で全く問題ありません。大切なのは、カメラの性能よりも「何を撮るか」です。ただ漠然と家全体を撮るのではなく、「補修したヒビ割れのアップ写真」「塗料の缶と、実際に塗っている様子の写真」「作業を終えて綺麗に片付けられた現場の写真」など、仕事の丁寧さやこだわりが伝わる写真を意識して撮影しましょう。また、水平・垂直を意識するだけで、写真の印象は格段に良くなります。
Q3. 料金表はホームページに載せるべきですか?価格が一人歩きしないか心配です。
A3. 詳細な料金表を載せる必要はありませんが、「〇〇坪の一般的なお住まいで、シリコン塗料を使用した場合、〇〇円~」といった「料金の目安」を掲載することをおすすめします。お客様にとって、料金が全くわからない状態は大きな不安要素であり、問い合わせへのハードルを上げてしまいます。目安の価格を提示した上で、「お住まいの劣化状況や形状、使用する塗料によって価格は変動しますので、まずはお気軽にご相談ください」と書き添えることで、価格が一人歩きすることを防ぎつつ、お客様に安心感を与えることができます。
Q4. お客様の声をもらうのが苦手です。何か良い方法はありますか?
A4. 工事が完了し、お客様が最も満足度が高いタイミングでお願いするのが鉄則です。その際、「ホームページで紹介させていただきたいので、ご協力いただけませんか?」とストレートにお願いするよりも、「今後のサービス向上のために、ぜひ率直なご意見をお聞かせいただきたいです。」というスタンスでアンケート用紙をお渡しすると、お客様も快く協力してくれやすくなります。アンケートの項目に、「弊社を選んでいただいた決め手は何でしたか?」という質問を入れておくと、自社の強みを客観的に知る良い機会にもなります。
Q5. InstagramなどのSNSもやった方が良いのでしょうか?ホームページとの使い分けは?
A5. 余裕があれば、ぜひ活用しましょう。特にInstagramは写真や短い動画がメインなので、外壁塗装のビフォーアフターや、作業中の様子を視覚的に伝えるのに非常に向いています。
ホームページが「じっくり読んで信頼してもらうための本店」だとすれば、SNSは「会社の”今”を気軽に知ってもらうためのショーウィンドウ」と考えると良いでしょう。SNSで興味を持ってもらい、プロフィール欄のリンクからホームページに誘導し、そこで詳しい情報や想いを伝えてお問い合わせにつなげる、という流れを構築するのが理想的です。
Q6. ホームページはどのくらいの頻度で更新すれば良いですか?
A6. 最低でも月に1~2回の更新を目標にしましょう。施工事例の追加やブログの更新が主な更新内容になります。ホームページが定期的に更新されていると、お客様は「きちんと活動している会社だな」と安心感を抱きます。また、Googleなどの検索エンジンも、頻繁に更新されるサイトを「ユーザーにとって価値のある情報を提供しているサイト」と判断し、評価を高める傾向があります。長期間更新が止まっているホームページは、お客様にも検索エンジンにも良い印象を与えません。
Q7. つい専門用語を使ってしまいます。お客様に分かりやすく伝えるコツはありますか?
A7. 「中学生の自分に説明するなら、どう言うか?」を常に意識してみてください。例えば、「ケレン作業」という言葉は使わず、「古い塗膜やサビを、サンドペーパーなどを使って手作業で丁寧に落としていく、化粧でいうところの洗顔のようなとても大事な作業です」と説明する。「チョーキング現象」であれば、「外壁を手で触った時に、白い粉が付きませんか?それが塗り替えのサインの一つです」といった具合です。専門用語を身近なものに例えたり、具体的な動作に置き換えたりすることで、お客様の理解度は格段に深まります。
まとめ:ホームページは、会社の想いを届けるための最強の営業マン
この記事では、外壁塗装会社が厳しい価格競争から抜け出し、地域で選ばれる存在になるための「伝える力」を重視したホームページ制作について解説してきました。
もはや、ホームページは単なる「インターネット上のパンフレット」ではありません。24時間365日、文句も言わずに働き続け、会社の技術、こだわり、そして何よりも「人柄」や「想い」をお客様に届け続けてくれる、最強の営業マンなのです。
ポータルサイトに頼り、価格だけで判断されるステージから、自社のホームページでお客様と直接つながり、「あなたの会社だからお願いしたい」と指名されるステージへ。その一歩を踏み出すために、まずは自社の「伝えるべき価値」は何かを、改めて見つめ直すことから始めてみてはいかがでしょうか。
- なぜ、この仕事を続けているのか?
- 他社には絶対に負けない、仕事のこだわりは何か?
- お客様に、工事を通じてどんな未来を届けたいのか?
その答えが、あなたの会社のホームページを、唯一無二の輝きを持つものに変えてくれるはずです。この記事が、そのための小さなきっかけとなれば、これほど嬉しいことはありません。
外壁塗装会社のホームページ制作やリニューアル、サイト運営などでお悩みの方々は遠慮なくご相談ください。
外壁塗装会社関連記事
ホームページリニューアルやサイト運営サポートの事例
ホームページリニューアルやサイト運営サポートの事例を随時ご紹介させていただきます。事例は、基本的に実名掲載の実績とは異なり、実際の要望や予算、ボリュームといった具体的な内容を紹介させていただきます。
少しでもイメージしていただけるよう実際の事例を紹介していこうと思います。
ただし、それぞれのご依頼者のプライバシーやその他公開できない情報などもありますので、ご依頼者が特定できるような情報は掲載していません。
外壁塗装会社のホームページリニューアルをご希望の方
外壁塗装会社のホームページリニューアルをご希望の方は、ホームページリニューアルのページをご覧ください。
ホームページリニューアルサービスでは3つのプランをお選びいただけます。
すべてのプランにはホームページリニューアル作業とリニューアル公開後1年間のサポートが含まれています。リニューアル作業の内容は同じになっていますので、希望するサポート内容からプランをお選びください。
ホームページ運営者としての安心と少しのサポートを求めるなら、ライトプラン。
ホームページの積極的な運営とプロによる提案を必要とするなら、スタンダードプラン。
ホームページを本気で効果あるものにしたいと考えるのであれば、プレミアムプラン。
3つのプランの中にピンとくるものが無ければアレンジプラン。
アレンジプランはご要望やご予算をお伺いしてご提案させていただきますので、まずはご相談ください。
外壁塗装会社のホームページ制作をご希望の方
外壁塗装会社のホームページ制作をご希望の方は、勝てるホームページ制作のページをご覧ください。
ホームページ制作サービスでは3つのプランをお選びいただけます。
すべてのプランにはホームページ制作作業とリニューアル公開後1年間のサポートが含まれています。制作作業の内容は同じになっていますので、希望するサポート内容からプランをお選びください。
ホームページ運営者としての安心と少しのサポートを求めるなら、Sプラン。
ホームページの積極的な運営とプロによる提案を必要とするなら、Mプラン。
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3つのプランの中にピンとくるものが無ければアレンジプラン。
アレンジプランはご要望やご予算をお伺いしてご提案させていただきますので、まずはご相談ください。























