もくじ
~「見せる」より「支える」姿勢を貫く理由~
はじめに
Web制作業界において「制作実績の公開」は、制作会社の実力やセンスを伝える上で非常に重要な要素です。どんなデザインを得意としているのか、どのような業種の案件を扱っているのか、どれほどのクオリティの仕事をしているのかを示す強力な手段であり、それを見て依頼を決めるお客様も少なくありません。
しかし私たちは、あえて「最新の実績をすべて公開しない」という選択をしています。一見すると逆行しているようにも思えるこの方針には、私たちなりの明確な理由と信念があります。
本稿では、その背景にある想いや、私たちが目指す「勝てるホームページ制作」に必要不可欠な姿勢について、深く掘り下げてお伝えします。
1. クライアントのビジネスを守るという責任
まず最も大きな理由は「クライアントのビジネスを守ることが、私たちの最優先事項である」という信念です。
ホームページは「戦略資産」
私たちが手がけるホームページは、単なるデザイン作品ではありません。集客を目的とした導線設計、ブランディングを意識した文章構成、検索順位を上げるSEO対策……それらすべてを融合させて「勝てるホームページ」を構築しています。
つまり、それはクライアント企業にとっての「戦略資産」であり、営業活動そのものです。
このような機密性の高い構造や仕掛けを、一般に公開してしまうことは、クライアントにとって競合他社に戦略を知られるリスクにもなりかねません。
実績=ノウハウの塊
とりわけ私たちの制作スタイルでは、「業種ごとに最適化した導線設計」「商品やサービスの魅力を最大化するコピーライティング」など、細部にまで設計思想を反映させています。これらは蓄積されたノウハウの結晶であり、それをすべて晒すことは、クライアントの利益を損なうばかりか、当社の知的財産を安易に流通させてしまう危険性も含んでいます。
2. 表面よりも中身で勝負したい
近年、ホームページ制作の選定において「見た目の美しさ」ばかりが重視される傾向があります。
もちろんデザインは大切です。ですが、どれだけ美しいデザインであっても、問い合わせが来なければ、売上につながらなければ、それは「勝てるホームページ」ではありません。
私たちが大切にしているのは、数字で成果を生むことです。
- 問い合わせ件数が3倍になった
- 新規顧客の獲得が月20件以上安定した
- 採用ページから毎月応募が来るようになった
こうした具体的な成果こそが、私たちの真の実績であり、公開ページのデザインだけでは伝わらない部分です。
だからこそ、「実績の外見を見せる」より、「実績の中身を話せる」関係性を重視しています。
3. クライアントの顔出しを強制したくない
実績を公開するためには、基本的にクライアントの会社名やロゴ、サイトURLを掲載する必要があります。しかし、それを望まない方も少なくありません。
- 他社に真似されたくない
- 自社の戦略を隠したい
- 特定の競合にだけ見せたい
そんな声を無視してまで、実績を公開するわけにはいきません。
私たちは「クライアントにとって不利益になることはしない」という姿勢を徹底しています。だからこそ、実績の掲載を依頼する際も、常に「任意」であり、「強制は一切しない」スタンスを貫いています。
その結果として、最新の事例については非公開のままとなっているものも多いのです。
4. 実績を見せるより、相談に乗る方が誠実
私たちは、実績を並べて選ばれるのではなく、「本音で相談できる存在として信頼されること」を重視しています。
「こういう課題があるんだけど、どうすれば良いか」
「そもそもホームページを作るべきかどうか迷っている」
「他社でうまくいかなかった理由が知りたい」
そんな声に対して、過去の事例をもとに具体的にアドバイスし、必要があればクライアントにだけ限定して実績を見せることもあります。
つまり、一律にネットで公開するのではなく、個別に必要な人に必要な情報だけをお渡しするという形にしているのです。
この方がクライアントにも、当社にも、そして未来のお客様にとっても誠実であると考えています。
5. 実績では測れない「一社一社への深い関わり」
ホームページ制作において、本当に重要なのは「完成したもの」よりも、「どのように作り上げたか」です。
- ヒアリングでどれだけ本音を引き出せたか
- 打ち合わせを通じてどんな共感を育んだか
- 制作後の運用をどこまで寄り添って支援しているか
これらは、公開された実績ページでは決して伝わらない部分です。しかし、当社が最も大切にしているのは、まさにこの「過程」なのです。
だからこそ、数を追いかけることよりも、一社一社としっかり向き合い、二人三脚で「成果」を追う制作をしていきたい。実績を見せることでその本質が歪められることがあるのなら、あえて非公開とする判断も、私たちにとっては自然な流れでした。
6. 実績非公開だからこそ生まれる「深い対話」
面白いことに、「なぜ実績を非公開にしているのですか?」と尋ねられることで、お客様との間に深い対話が生まれることがあります。
そしてその対話を通じて、お互いの価値観が近いことが確認できたとき、本当の意味での信頼関係が芽生えます。
そのようにしてスタートしたプロジェクトは、往々にして成果も大きく、継続的な関係に発展することが多いのです。
7. 制作実績がすべてではない
私たちの強みは、公開実績ではなく、「課題解決力」と「信頼される伴走力」です。
- 小さな店舗の売上アップを支援するコンサルティング
- 補助金申請から制作までトータルで支援
- 制作後の集客改善、SNS連携、運用相談
これらは実績ページでは伝わりにくい価値です。しかし、実際にはこうした「実務支援」こそが、クライアントの成功に直結する部分なのです。
おわりに
私たちが「最近の制作実績をあえて公開していない」理由は、単なる都合ではありません。それは、クライアントのビジネスを最優先に考え、誠実に寄り添うための戦略的判断です。
公開できる実績は限られていても、私たちが積み重ねてきた「支援の中身」は、確実にお客様の成果に結びついています。
もし、「どんな支援ができるか」についてもっと知りたいとお考えでしたら、ぜひ一度ご相談ください。
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