円安、グローバル経済の進展を背景に、「自社の優れた製品やサービスを、海外市場にも届けたい」。そう考える三重県の中小企業・小規模企業の経営者の皆様にとって、今、かつてないほどの大きなチャンスの波が訪れています。しかし、その一方で、「何から手をつければいいのか分からない」「海外向けのホームページやネットショップはどう作れば?」「初期投資のリスクが怖い」といった、高い壁を感じている方も少なくないはずです。
その壁を乗り越え、世界への扉を開くための強力な支援策が、ここにあります。それが、三重県が実施する「令和7年度 海外ビジネス展開支援補助金(第2期)」です。
この補助金の最大の魅力は、補助率1/2、上限100万円という手厚い資金支援に加えて、その対象経費が現代の海外マーケティングに完全に最適化されている点です。案内資料には、「越境ECサイト作成の広報費」という言葉が明確に例示されており、多言語ホームページの制作、海外向けWeb広告の展開、オンラインでのプロモーションといった、デジタルを駆使した海外販路開拓の取り組みが、まさに”ど真ん中”の支援対象となっています。
しかし、この補助金は、ただ申請すればもらえるものではありません。公募期間は令和7年8月20日から9月30日までと約1ヶ月強。その短期間で、海外ビジネス展開への熱意と実現可能性を兼ね備えた、説得力のある事業計画書を練り上げる必要があります。
本記事では、この千載一遇のチャンスを掴み取るために、「海外ビジネス展開支援補助金」の全貌を徹底解剖します。特に、ホームページ制作やWeb広告といった「Web戦略」を事業計画の核に据え、審査を突破し、採択を勝ち取るための具体的なノウハウと手順を、どこよりも詳しく、そして実践的に解説していきます。
もくじ
- 1 第1章:まずは補助金の全体像を掴む!制度の基本ルールを完全理解
- 2 第2章:Web戦略にフル活用できる!補助対象経費の徹底解説
- 3 第3章:採択を勝ち取る!Web戦略を盛り込んだ事業計画書の書き方
- 4 第4章:業種別・目的別!補助金活用Web戦略モデルプラン
- 5 第5章:申請から受給までの完全ロードマップと注意事項
- 6 まとめ:チャンスの扉は短い。三重から世界へ、Webの力で羽ばたこう
- 7 補助金関連記事
- 8 ホームページ制作やリニューアル、サイト運営サポートの事例
- 9 令和7年度三重県海外ビジネス展開支援補助金 第2期を活用したホームページのリニューアルをご希望の方
- 10 令和7年度三重県海外ビジネス展開支援補助金 第2期を活用したサイト運営サポートをご希望の方
- 11 令和7年度三重県起業支援金を活用したECサイトやホームページ制作をご希望の方
第1章:まずは補助金の全体像を掴む!制度の基本ルールを完全理解
この補助金を攻略する第一歩は、その目的とルールを正確に理解することです。
誰が対象になるのか?(補助対象者)
この補助金を申請できるのは、三重県内に主たる事務所または事業所を置く中小企業・小規模企業等です。個人事業主、法人、NPO法人、組合など、幅広い事業者が対象となります。
【重要】対象外となる事業者
- みなし大企業: 大企業が実質的に経営を支配していると見なされる企業は対象外です。
- 第1期採択事業者: 令和7年度の第1期公募で既に採択された事業者は、今回の第2期には応募できません。1事業者あたりの採択は年度内に1回限りです。
支援の内容は?(補助金額・補助率)
- 補助率:補助対象経費の 1/2 以内
- 補助上限額:100万円
これは、総事業費200万円(税抜)の海外販路開拓プロジェクトを実施した場合、その半額である最大100万円の補助が受けられることを意味します。本格的な越境ECサイトの構築や、それに伴うWeb広告展開までを十分に視野に入れられる、非常に強力な支援です。
【超重要】タイトなスケジュールを把握せよ!
この補助金で最も注意すべきは、スケジュールです。
- 公募期間(第2期):令和7年8月20日(水)~ 令和7年9月30日(火)※消印有効
- 交付決定日(予定):令和7年11月上旬
- 補助対象期間:交付決定日 ~ 令和8年1月31日(土)
注目すべきは、補助対象期間がわずか3ヶ月弱しかない点です。この短期間に、業者への発注、Webサイトの制作・納品、そして費用の支払いまで、すべてを完了させる必要があります。したがって、申請段階から、速やかに事業に着手できる準備を整えておくことが、成功の絶対条件となります。
第2章:Web戦略にフル活用できる!補助対象経費の徹底解説
この補助金の真価は、その対象経費の広さにあります。海外展開のためのWeb戦略で活用できる経費項目を、具体的に見ていきましょう。
Webサイト・ECサイト制作関連で使える経費項目
- 広報費(多言語):
- これがWeb戦略の核となる費目です。
- 多言語ホームページの新規制作・リニューアル費用
- 越境ECサイト(ネットショップ)の構築費用(Shopify, Magento, WooCommerceなど)
- 海外向けPR動画の制作費用
- 多言語でのデジタルカタログ、パンフレット、チラシの制作・印刷費用
- 委託費:
- 海外Webマーケティング戦略の立案・分析を専門コンサルタントに依頼する費用
- 海外でのSEO(検索エンジン最適化)対策を専門業者に委託する費用
- 海外のインフルエンサーに商品レビューやPRを依頼する費用
- Webサイトに掲載するコンテンツ(記事、写真、動画)の企画・制作を外部に委託する費用
- 外注費:
- 海外の消費者に響くWebサイトのデザインを外部デザイナーに依頼する費用
- 海外向けの商品パッケージやロゴデザインを依頼する費用
- 翻訳通訳費:
- WebサイトやECサイトのコンテンツを多言語に翻訳する費用
- 海外からの問い合わせメールに対応するための翻訳費用
Web広告・集客関連で使える経費項目
- 広報費(多言語):
- 海外の特定国をターゲットにしたGoogle広告、SNS(Facebook, Instagram, TikTok等)広告の出稿費用
- 海外のWebメディアや業界専門サイトへの記事広告・バナー広告の掲載費用
【最重要】10万円以上の高額経費には「積算内訳のある見積書」が必須!
この補助金の申請において、最も注意すべきルールのひとつです。
1取引あたり10万円(税抜)以上の「広報費」「委託費」「外注費」については、申請時に「積算内訳が記載された見積書」の添付が必須です。
- なぜ必須なのか?
- 過去の実績から、事業費が不明確なまま高額な概算で申請され、採択後に大幅に減額されるケースが多発しました。その結果、本来他の事業者に回るはずだった予算が使われない「不用額」が発生してしまいました。これを防ぎ、より多くの事業者に支援を届けるため、申請時点での計画の具体性と経費の妥当性を厳しく審査する方針となったのです。(Q&A A8参照)
- 「一式 〇〇円」の見積書はNG!
- 「ホームページ制作一式 150万円」といった見積書では、積算根拠が不明なため、補助対象経費として認められません。
- OKな見積書の例:
- トップページデザイン・コーディング:〇〇円
- 下層ページ(5P)デザイン・コーディング:〇〇円
- 商品登録システム(CMS)導入:〇〇円
- 多言語(英語)対応プラグイン導入・設定:〇〇円
- 問い合わせフォーム設置:〇〇円
- 合計:〇〇円
このように、何にいくらかかるのかが明確にわかる見積書を、Web制作会社などに依頼して準備する必要があります。
第3章:採択を勝ち取る!Web戦略を盛り込んだ事業計画書の書き方
審査は「企画性」「実現性」「合理性」の3つの基準で行われます。Web戦略を、これらの基準に沿って、いかに魅力的かつ説得力のある計画に落とし込むかが勝負の分かれ目です。
審査項目別・アピールポイント
- 1. 企画性:「なぜやるのか?」「どんな効果があるのか?」
- 目的の明確化: 「なぜ海外市場を目指すのか」「なぜ今、WebサイトやECが必要なのか」を、自社の現状の課題(国内市場の頭打ち、インバウンド客からの要望など)と結びつけて具体的に記述します。
- ターゲットの具体化: どの国・地域の、どのようなターゲット層(年齢、性別、趣味嗜好など)にアプローチするのかを明確にします。その市場を選んだ根拠(市場規模、親日度、競合の少なさなど)も示せると説得力が増します。
- 効果の提示: 「多言語ECサイトを構築することで、これまでアプローチできなかった〇〇国の個人消費者に直接販売が可能となり、新たな収益の柱を確立する」といった、事業がもたらす効果を明確にアピールします。
- 2. 実現性:「本当にできるのか?」
- 具体的な計画内容:
- Webサイトの仕様: どのようなページ構成で、どんな機能を実装するのか(例:オンライン決済、多言語切り替え、予約機能など)を具体的に記述します。
- 集客プラン: サイトを作って終わりではなく、どうやってターゲット顧客に知ってもらうのか。Web広告の活用計画(どの媒体で、どのくらいの予算を投下するか)や、SNSでの情報発信計画などを盛り込みます。
- 実施体制の明記: 社内の誰が担当するのか、Web制作会社など外部パートナーとどのように連携するのかを明確にします。添付する見積書も、実現可能性を裏付ける強力な証拠となります。
- 現実的なスケジュール: 補助対象期間である約3ヶ月弱で、制作から支払いまでが完了する、現実的なスケジュールを示します。
- 具体的な計画内容:
- 3. 合理性:「費用は適切か?」
- 経費の妥当性: 支出計画書に計上した各経費が、事業の実施になぜ必要で、その金額がなぜ妥当なのかを説明します。10万円以上の経費については、添付する見積書がその根拠となります。
- 費用対効果のアピール: 「〇〇円の投資で、初年度に△△円の売上増、あるいは□□円のコスト削減が見込める」といった、投資に対するリターン(成果目標)を具体的に示すことで、経費の合理性をアピールします。
【加点情報】初挑戦の事業者はチャンス!
過去の関連補助金(海外サプライチェーン多元化・販路拡大支援補助金、本補助金の過去年度分)に採択されていない、今回が初めての申請者は、審査において加点措置が講じられます。これは、県が新規の挑戦者を積極的に応援する姿勢の表れです。臆することなく、ぜひチャレンジしてください。
第4章:業種別・目的別!補助金活用Web戦略モデルプラン
あなたのビジネスに置き換えて考えられるよう、具体的なモデルケースを3つご紹介します。
【ケース1:伝統工芸品メーカー(伊賀焼、伊勢形紙など)】
- 目的: 海外の富裕層・コレクター向けに、高付加価値な商品を直接販売する。
- 事業計画(総事業費200万円 → 補助金100万円):
- 越境ECサイト構築(委託費:150万円): 作品の世界観を表現するアート性の高いデザイン。多言語(英・仏)対応、高額商品向けの保険付き国際配送設定、オンライン決済機能を備えたShopifyサイトを構築。プロによる作品撮影、職人のストーリーを伝える動画制作も含む。
- 海外向けWeb広告(広報費:50万円): 美術・工芸に関心が高い層が集まる海外のWebメディアや、富裕層向けライフスタイル雑誌のデジタル版への広告掲載。
【ケース2:食品・飲料メーカー(伊勢茶、地酒、海産物加工品など)】
- 目的: アジア市場(台湾、香港、シンガポール等)の一般消費者への販路拡大。
- 事業計画(総事業費180万円 → 補助金90万円):
- 多言語ECサイト構築(広報費:120万円): 現地の食文化や嗜好に合わせた商品提案ページを作成。繁体字中国語に対応。現地のインフルエンサーと連携しやすいよう、SNSとの連携を強化。
- 海外インフルエンサーマーケティング(委託費:60万円): 現地の食関連インフルエンサーに商品をサンプリング提供し、SNSでのレビュー投稿を依頼。その投稿をWeb広告でさらに拡散する。
【ケース3:観光・体験サービス事業者】
- 目的: 欧米からの個人旅行者(FIT)をターゲットに、体験プログラムの直接予約を増やす。
- 事業計画(総事業費150万円 → 補助金75万円):
- ホームページリニューアル(広報費:100万円): 英語・フランス語に対応し、体験の魅力を伝える動画コンテンツをトップに配置。海外からも予約・決済が完結するオンライン予約システムを導入。
- 海外向けSEO対策(委託費:50万円): 「Mie Japan experience」などのキーワードで、海外の検索エンジンで上位表示されるための専門的なSEO対策を委託。
第5章:申請から受給までの完全ロードマップと注意事項
最後に、申請手続き全体の流れと、特に注意すべき点をまとめます。
- 【STEP 1】準備期間(~9月30日)
- 今すぐやるべきこと: 三重県のウェブサイトから公募案内、Q&A、様式をダウンロードし、熟読する。
- 事業計画の骨子を固め、Web制作会社などの外部パートナー候補に相談を開始する。
- 【最重要】10万円以上の広報費等を計画している場合は、パートナーに事情を説明し、「積算内訳のある見積書」の作成を急いで依頼する。
- 【STEP 2】申請書類の作成・提出(締切:9月30日消印有効)
- 必要書類(交付申請書、事業計画書、支出計画書、見積書、登記簿謄本等)をリストアップし、漏れなく準備する。
- 提出方法は郵送のみです。事務局への持ち込みは不可なので注意してください。
- 【STEP 3】審査・交付決定(11月上旬予定)
- 審査結果は文書で通知されます。
- 【STEP 4】事業の実施(交付決定日~1月31日)
- 【原則】契約・発注は交付決定日以降に行う。
- 【例外】事前着手制度: 展示会の日程など、やむを得ない理由がある場合は、公募開始日(8月20日)以降であれば「事前着手承認申請」を提出することで、交付決定前に契約等を進められる場合があります。ただし、承認されても不採択になれば補助金は出ません。リスクを理解した上での利用が必要です。(Q&A Q39, Q41参照)
- 【STEP 5】事業完了・実績報告(支払い完了後)
- 1月31日までに、すべての納品と支払いを完了させます。
- 事業完了後、速やかに実績報告書と、契約書・発注書・納品書・請求書・支払い証拠など、すべての証拠書類を提出します。
- 【STEP 6】補助金の受給
- 実績報告の審査後、補助金額が確定し、指定口座に振り込まれます。
まとめ:チャンスの扉は短い。三重から世界へ、Webの力で羽ばたこう
「海外ビジネス展開支援補助金」は、三重県の中小企業が世界市場という大海原へ漕ぎ出すための、またとない追い風です。上限100万円という資金支援は、これまで資金的な制約で諦めていた本格的なWeb戦略の実現を可能にし、あなたのビジネスに眠る無限の可能性を解き放ちます。
越境ECサイトで、三重の逸品を世界中の食卓へ。
多言語サイトで、三重ならではの体験を世界中の旅人へ。
その夢を実現するための羅針盤と航海図は、この記事の中に示しました。しかし、船出の合図を待つ時間はありません。第2期の公募期間は、わずか1ヶ月強です。
この情報を得た今、この瞬間が、あなたの挑戦の始まりです。まずは三重県産業支援センターのウェブサイトを確認し、あなたのビジネスの未来を描く事業計画の第一歩を踏み出してください。
公式サイト
三重県|令和7年度「海外ビジネス展開支援補助金 第2期」の公募を開始します
令和7年度三重県海外ビジネス展開支援補助金 第2期を活用したホームページ制作やリニューアル、サイト運営についてのご相談、事業計画書のブラッシュアップをはじめとするサポートはお気軽に下記より。
補助金関連記事
ホームページ制作やリニューアル、サイト運営サポートの事例
ホームページ制作やリニューアル、サイト運営サポートの事例を随時ご紹介させていただきます。事例は、基本的に実名掲載の実績とは異なり、実際の要望や予算、ボリュームといった具体的な内容を紹介させていただきます。
少しでもイメージしていただけるよう実際の事例を紹介していこうと思います。
ただし、それぞれのご依頼者のプライバシーやその他公開できない情報などもありますので、ご依頼者が特定できるような情報は掲載していません。
令和7年度三重県海外ビジネス展開支援補助金 第2期を活用したホームページのリニューアルをご希望の方
令和7年度三重県海外ビジネス展開支援補助金 第2期を活用したホームページのリニューアルをご希望の方は、ホームページリニューアルのページをご覧ください。
ホームページリニューアルサービスでは3つのプランをお選びいただけます。
すべてのプランにはホームページリニューアル作業と公開後1年間のサポートが含まれています。制作作業の内容は同じになっていますので、希望するサポート内容からプランをお選びください。
ホームページ運営者としての安心と少しのサポートを求めるなら、ライトプラン。
ホームページの積極的な運営とプロによる提案を必要とするなら、スタンダードプラン。
ホームページを本気で効果あるものにしたいと考えるのであれば、プレミアムプラン。
3つのプランの中にピンとくるものが無ければアレンジプラン。
アレンジプランはご要望やご予算をお伺いしてご提案させていただきますので、まずはご相談ください。
令和7年度三重県海外ビジネス展開支援補助金 第2期を活用したサイト運営サポートをご希望の方
令和7年度三重県海外ビジネス展開支援補助金 第2期を活用したサイト運営サポートをご希望の方は、サイト運営サポートのページをご覧ください。
サイト運営サポートサービスでは3つのプランをお選びいただけます。
ホームページ運営者としての安心と少しのサポートを求めるなら、プランA。
ホームページの積極的な運営とプロによる提案を必要とするなら、プランB。
ホームページを本気で効果あるものにしたいと考えるのであれば、プランC。
3つのプランの中にピンとくるものが無ければアレンジプラン。
アレンジプランはご要望やご予算をお伺いしてご提案させていただきますので、まずはご相談ください。
令和7年度三重県起業支援金を活用したECサイトやホームページ制作をご希望の方
令和7年度三重県起業支援金を活用したECサイトやホームページ制作をご希望の方は、勝てるホームページ制作のページをご覧ください。
ホームページ制作サービスでは3つのプランをお選びいただけます。
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