「琵琶湖の物語をカヌーから伝える」――体験業者が選ぶストーリーテリング型ホームページ制作とは

滋賀県でカヌー体験サービスを提供されている皆様は、日々、琵琶湖の雄大な自然と対峙し、その魅力を肌で感じていらっしゃることでしょう。しかし、その目には見えない価値や感動を、まだ見ぬお客様にホームページだけで伝えきれているでしょうか?

「ホームページ制作 琵琶湖」や「ホームページ運営 カヌー」といったキーワードで情報を探す中で、「どの制作会社も同じようなことしか言わない」「結局、何をどう伝えれば予約に繋がるのかわからない」と感じている方も少なくないはずです。

本記事は、そんな課題を抱える琵琶湖のカヌー体験業者様のためだけに筆を執りました。

価格競争やありふれた魅力の訴求から一歩抜け出し、お客様の心に深く刻まれる「あなただけの物語」を伝えるための、ストーリーテリング型ホームページ制作について、具体的な手法と琵琶湖ならではの事例を交えながら、約1万文字で徹底的に解説します。

一般論は極力避け、琵琶湖という地域と、カヌー体験という職業に特化した、すぐに実践できる知見だけを詰め込みました。この記事を読み終える頃には、あなたのホームページが単なる「予約受付窓口」から、「忘れられない旅への招待状」へと生まれ変わるための、確かな道筋が見えているはずです。

もくじ

なぜ今、琵琶湖のカヌー体験に「ストーリーテリング」が不可欠なのか?

現代の観光客は、単に美しい景色を見たり、アクティビティをこなしたりする「コト消費」だけでは満足しなくなっています。彼らが本当に求めているのは、その土地、その人でしか得られない特別な意味を持つ「イミ消費」です。

ストーリーテリングは、まさにこの「イミ消費」の欲求に応えるための最も強力な手法です。なぜなら、物語は人の感情を揺さぶり、記憶に深く刻み込まれる力を持っているからです。

「カヌー体験」を「忘れられない物語」に昇華させる力

お客様は「カヌーを漕ぐ」という行為そのものにお金を払っているのではありません。カヌーを通して得られる「特別な時間」、つまり、日常を離れて心と体を解放し、新たな発見や感動に出会うという体験にお金を払っています。

ストーリーテリングは、その「特別な時間」に意味と文脈を与えます。

  • ただカヌーを漕ぐ
    • 「120万年の歴史を持つ古代湖の鼓動を、パドルを通して感じる旅」
  • 朝日に向かってカヌーを漕ぐ
    • 「湖面を茜色に染めるご来光を拝む、静寂のサンライズジャーニー」
  • 水鳥を眺めながらカヌーを漕ぐ
    • 「水鳥たちの楽園にお邪魔する、小さな冒険者たちの自然観察クルーズ」

このように、体験に物語のフレームを与えることで、お客様の期待感は大きく膨らみ、体験後の満足度も単なるアクティビティの楽しさとは比較にならないほど深いものになります。ホームページは、その物語の「予告編」を上映する最初のスクリーンなのです。

熾烈な価格競争から抜け出し、「選ばれる理由」を創造する

「琵琶湖 カヌー 体験」で検索すれば、数多くの事業者が表示されます。その中で、お客様は何を基準に選ぶでしょうか?多くの場合、料金、アクセスの良さ、写真の雰囲気といった表面的な情報に流れがちです。

しかし、もしあなたのホームページに、他にはない強力な物語があればどうでしょう。

例えば、「元エンジニアのガイドが、都会の喧騒を離れ、人生を見つめ直すために辿り着いたのがこの琵琶湖。カヌーの上で得た心の静けさを、同じように悩む人々に届けたい」というストーリー。これは、価格では決して測れない「共感」という価値を生み出します。

お客様は「安いから」ではなく、「このガイドさんに会ってみたい」「この人の話を聞きながら湖上を旅したい」という理由で、あなたを選ぶようになるのです。これが、ストーリーテリングがもたらす最も大きな恩恵の一つです。

琵琶湖という日本一の舞台装置を最大限に活かす

日本最大の湖、琵琶湖。その広大さだけでなく、成り立ちから続く悠久の歴史、数々の伝説、豊かな生態系、そして人々の暮らしとの密接な関わり。これらはすべて、あなたのビジネスにとって無尽蔵の物語の源泉です。

多くのホームページでは、この宝の山を「景色がきれい」「自然豊か」といったありきたりな言葉で片付けてしまっています。それでは、琵琶湖の魅力の1%も伝えきれていません。

ストーリーテリングを用いることで、カヌーというツールを使って、この壮大な舞台装置の「隠された物語」へとお客様をいざなうことができます。カヌーは、その物語を最も間近で、五感で感じるための「特等席」となるのです。

琵琶湖の「何を」語るのか?あなたのビジネスだけの物語(ストーリー)を見つける

ストーリーテリングが重要だと分かっても、「では、具体的に何を語ればいいのか?」と悩む方も多いでしょう。物語は、ゼロから創作する必要はありません。あなたのビジネスの周りには、すでにたくさんの物語の種が眠っています。ここでは、その種を見つけ、育てるための4つの視点をご紹介します。

視点1:語り部としての「あなた」自身の物語

お客様が最も共感しやすいのは、ガイドである「あなた」自身の物語です。なぜなら、人は理屈ではなく感情で動く生き物だからです。あなたの情熱や人柄に触れることで、お客様は単なる「サービス提供者」ではなく、「旅を共にするパートナー」として、あなたに親近感を抱きます。

  • なぜ、あなたはカヌーガイドになったのですか?
    • 子供の頃の原体験、人生を変えた一期一会、会社員時代に抱いた想いなど、あなたの人生のターニングポイントを正直に綴ってみましょう。
  • なぜ、他の場所ではなく「琵琶湖」を選んだのですか?
    • 初めて琵琶湖を訪れた時の衝撃、この土地の何に心を奪われたのか。琵琶湖への深い愛情をあなたの言葉で語りましょう。
  • カヌーを通して、お客様に何を感じてほしいですか?
    • あなたが伝えたい価値観、体験後にどんな気持ちになってほしいか。あなたのビジネスの「核」となる想いを明確にしましょう。

これらの個人的な物語は、絶対に他社には真似できない、強力な独自性となります。ホームページの「代表挨拶」や「ガイド紹介」のページを、単なる経歴の羅列ではなく、一つの読み物として作り込んでみてください。

視点2:湖に眠る、知られざる「歴史と伝説」の物語

琵琶湖は、古代から交通の要衝であり、数々の歴史の舞台となってきました。湖岸に点在する史跡や神社仏閣、そして語り継がれる伝説は、カヌーツアーに深みと知的な興奮を与えてくれます。

  • 白鬚神社と湖中大鳥居の物語
    • なぜ鳥居は湖の中にあるのか?その由来や伝説を解説し、「神域にカヌーで近づく神秘体験」としてツアーを設計します。ホームページでは、鳥居を背景にした荘厳な写真と共に、その物語を詳しく紹介しましょう。
  • 竹生島に伝わる神々の物語
    • 弁財天信仰や都久夫須麻神社の歴史。カヌーから遥拝する竹生島に、どのような神々が宿り、人々が何を祈ってきたのかを語ります。「湖上から祈りを捧げるパワースポット巡り」という切り口も魅力的です。
  • 湖賊たちの物語と城跡
    • かつて琵琶湖の水運を支配した「湖賊」。彼らの拠点となった城跡などをカヌーから眺め、「歴史のロマンを追うアドベンチャーツアー」として構成します。
  • 菅浦の集落など、歴史的な景観の物語
    • 古くからの暮らしが残る集落を湖上から眺める体験も特別です。「日本の原風景にタイムスリップする、静かな時間」を提供できます。

ツアーコースとこれらの物語を関連付け、ホームページのプラン紹介ページで「このツアーで体験できる物語」として具体的に記述することで、お客様は単なるアクティビティ以上の価値を感じてくれるはずです。

視点3:目の前に広がる「自然と生命」の物語

カヌーの上は、琵琶湖の自然を最も間近に感じられる特等席です。日々変化する湖の表情、たくましく生きる動植物たちの姿は、それ自体が感動的な物語の連続です。

  • 四季の移ろいの物語
    • 春の海津大崎の桜並木、夏の深緑と涼やかな風、秋の紅葉、冬の澄み切った空気と雪景色。それぞれの季節にしか見られない風景を、「カヌーから愛でる日本の四季」として切り取ります。季節限定プランとして、その時期ならではの魅力を写真と文章で訴求しましょう。
  • 水鳥たちの営みの物語
    • カイツブリの親子、優雅に飛ぶサギ、冬に飛来するコハクチョウ。彼らの生態や見分け方をガイドが解説することで、単なる風景が「生命のドラマ」に変わります。「びわ湖バードウォッチングカヌー」として専門性を打ち出すのも良いでしょう。
  • ヨシ原が紡ぐ生命の物語
    • 水を浄化し、多くの生き物の棲み処となるヨシ原。その重要な役割を伝え、「琵琶湖の環境を学ぶエコツアー」として提供します。環境意識の高い層や、子供の自由研究のテーマを探すファミリー層に響きます。
  • 「水の透明度」の物語
    • 奥琵琶湖など、特に水が澄んでいるエリアでは、湖底の揺らめきや魚の姿が見えることもあります。「まるで空を飛んでいるよう」な感覚を写真や動画で伝え、「奇跡の透明度を体感するクリスタルカヤック」といったネーミングで魅力を引き立てます。

これらの自然の物語は、ブログやSNSでの日々の情報発信のネタとしても最適です。「今日の琵琶湖」「こんな生き物に出会いました」といった投稿は、ホームページに生命感を与え、ファンを増やしていくきっかけになります。

視点4:お客様が「主人公」になる物語

最高の物語は、お客様自身が体験し、心に刻む物語です。あなたの役割は、その物語が生まれるための最高の舞台ときっかけを提供すること。そして、生まれた物語を、未来のお客様への招待状として活用することです。

  • お客様の「体験前」と「体験後」の変化を語る
    • 「都会の喧騒に疲れていたAさんが、サンセットカヌーを終えて『明日からまた頑張れそうです』と涙ぐんだ話」
    • 「初めは怖がっていたBちゃんが、自分でパドルを漕げるようになり、満面の笑みで『また来たい!』と言ってくれたエピソード」
    • お客様の許可を得た上で、こうした具体的なエピソードを「お客様の声」やブログで紹介しましょう。単なる「楽しかったです」という感想よりも、100倍の説得力を持ちます。
  • お客様の写真を「物語のワンシーン」として切り取る
    • ツアー中に撮影したお客様の写真をプレゼントするサービスは非常に喜ばれます。その際、単に記念写真を撮るだけでなく、物語性を感じさせる構図や瞬間を狙いましょう。夕日を背にしたシルエット、水面に手を伸ばす子供の姿、満面の笑みでパドルを握るカップルなど、感動が伝わる写真をホームページのギャラリーに掲載します。
  • お客様が主役になる「余白」を作る
    • ツアー中、あえてガイドが話すのをやめ、風の音、水の音、鳥の声だけを聞く「静寂の時間」を設ける。こうした「何もしない時間」が、お客様の内面的な対話や深いリラックスを促し、忘れられない記憶となります。ホームページでも「私たちのツアーは、お客様が自分自身と向き合う時間を大切にしています」といったメッセージを伝えることで、深い体験を求める層にアピールできます。

物語をホームページで「魅せる」ための具体的な制作手法

素晴らしい物語の種を見つけても、それを伝える器が魅力的でなければ、お客様の心には届きません。ここでは、ストーリーテリングの効果を最大化するための、具体的なホームページ制作のテクニックを解説します。

トップページ:訪問者の心を一瞬で掴む「物語の序章」

ホームページのトップページは、いわば映画の予告編です。訪問者はわずか数秒で、そのサイトに留まるか、離脱するかを判断します。ここでいかに「お、このサイトは何か違うぞ」と思わせられるかが勝負です。

  • ヒーローイメージ(メインビジュアル)で世界観を提示する
    • 動画を積極的に活用しましょう。 ドローンで撮影した、カヌーが雄大な琵琶湖を進んでいく映像や、参加者の楽しそうな表情を捉えたGoPro映像は、静止画の何倍もの情報を伝え、訪問者を一気に物語の世界へ引き込みます。
    • 写真を使う場合は、プロのカメラマンに依頼し、最高品質の一枚を掲載してください。ありふれた風景写真ではなく、光、構図、感情が伝わる「作品」レベルの写真が理想です。
  • キャッチコピーで物語を要約する
    • 「格安カヌー体験!」のような機能的価値を謳うのではなく、感情に訴えかける言葉を選びます。
    • 例:「ただ漕ぐだけじゃない。120万年の物語を旅する、湖上の時間。」
    • 例:「心に、静かな波紋が広がる。あなただけの琵琶湖がここにあります。」
    • 例:「あの日の夕焼けを、僕らは一生忘れない。湖上の特等席へようこそ。」
  • スクロールで物語が展開される構成に
    • トップページを下にスクロールしていくと、
      1. なぜこの体験が特別なのか(コンセプト・想い)
      2. どんな物語が待っているのか(体験プランのダイジェスト)
      3. 誰が案内してくれるのか(ガイド紹介)
      4. 物語を体験した人々の声(お客様の声・写真)
      5. さあ、あなたも物語の主人公へ(予約ボタン)
    • というように、自然と物語が読み進められるような構成を意識しましょう。

体験プランページ:「旅のしおり」のように、期待感を高める

体験プランのページは、単なるスペック(料金、時間、持ち物)の羅列であってはいけません。お客様が「このツアーに参加したら、どんな一日になるんだろう?」と具体的に想像し、ワクワクできるような「旅のしおり」を目指します。

  • プラン名を「物語のタイトル」にする
    • 「半日コース」→「湖の神様にご挨拶。白鬚神社参拝カヌー」
    • 「サンセットコース」→「空と湖が溶け合う奇跡の瞬間。マジックアワー・カヌー」
    • 「初心者コース」→「初めての冒険へ。水上さんぽデビュープラン」
  • タイムスケジュールをストーリー仕立てで描く
    • 「9:00 集合」→「9:00 物語の始まり。今日の旅仲間とご対面」
    • 「9:30 レクチャー」→「9:30 魔法の道具(パドル)の使い方を学ぶ」
    • 「10:00 出発」→「10:00 いざ、冒険の世界へ。ゆっくりと湖に漕ぎ出す」
    • このように、行程の一つ一つに感情的な言葉を添えるだけで、無機質な情報が生き生きとした物語に変わります。
  • 五感に訴える詳細な描写
    • 「きれいな景色が見られます」ではなく、「パドルを漕ぐたびに、キラキラと光る水面。頬をなでる涼やかな風。遠くに聞こえる水鳥の声。日常の喧騒を忘れ、ただ自然と一体になる感覚を味わってください」のように、お客様がその場にいるかのような感覚になれる文章を心がけましょう。
  • 写真と動画で体験を疑似体験させる
    • 各プランページには、そのプランでしか見られない風景や体験の様子がわかる写真・動画を豊富に掲載します。お客様が「この景色を見たい!」「こんな写真が撮りたい!」と思えることが、予約への強力な動機付けになります。

ブログ:「生きた情報」でファンを育てる継続的な物語

ブログは、ホームページを「生きているメディア」にするための心臓部です。一度作って終わりのコンテンツではなく、継続的に情報を発信することで、検索エンジンからの評価を高めると同時に、リピーターやファンを育てることができます。

  • 「琵琶湖カヌーガイド日誌」として発信する
    • 日々の湖の様子、天候の変化、見つけた生き物、お客様との心温まるエピソードなどを、肩の力を抜いた素直な言葉で綴ります。完璧な文章である必要はありません。あなたの「人柄」が伝わることが最も重要です。
  • 「〇〇の楽しみ方」など、お役立ち情報を発信する
    • 「カヌーから見る琵琶湖の野鳥図鑑」「季節別・カヌーの服装完全ガイド」「ガイドが教える!琵琶湖の絶景撮影スポット」など、お客様が知りたがっている情報を先回りして提供します。これはSEO対策としても非常に有効です。
  • 地域の魅力を発信する
    • カヌー体験だけでなく、ツアー後に立ち寄れるおすすめのカフェ、地元の美味しいランチ、隠れた名産品などを紹介することで、地域全体を愛するガイドとしての信頼性が高まります。これは「ホームページ制作 琵琶湖」といった地域キーワードでの検索順位向上にも繋がります。

ブログを継続するコツは、完璧を目指さないことです。短い文章と一枚の写真からでも構いません。「今日はこんなに夕焼けが綺麗でした」という一言だけでも、あなたの想いは伝わります。

【事例】ストーリーテリングでV字回復したカヌー業者「ミズヲリ」(仮名)の物語

ここでは、ストーリーテリング型ホームページへのリニューアルによって、集客に成功したカヌー業者「ミズヲリ(湖織)」の事例をご紹介します。

【リニューアル前の課題】

  • 滋賀県高島市でカヌー体験を提供。
  • ホームページはあったが、料金とプラン内容が書かれているだけで、魅力が伝わっていなかった。
  • 大手予約サイトからの集客が9割で、手数料が高く利益率が低い。
  • 競合との価格競争に巻き込まれ、疲弊していた。

【ストーリーテリング導入後の施策】

  1. 物語の核を発見する
    • 代表の田中さん(仮名)にヒアリング。彼が織物工場で働いていた経験があり、「琵琶湖の自然と人の想いを織りなすような体験を提供したい」という想いから「ミズヲリ」と名付けたことが判明。これをブランドストーリーの核に設定。
  2. ホームページのリニューアル
    • トップページ: 「一枚の布を織るように、あなただけの時間を紡ぐ。」というキャッチコピーと、湖面の美しい織り目のような波紋の動画をメインビジュアルに採用。
    • ガイド紹介: 代表の田中さんが織物工場からカヌーガイドに転身した物語を、顔写真付きで詳細に掲載。「モノづくり」から「コトづくり」への想いを綴った。
    • プラン名の変更:
      • 「半日プラン」→「経糸(たていと)の旅:湖の歴史を辿る白鬚神社コース」
      • 「一日プラン」→「緯糸(よこいと)の旅:里山の暮らしと水を紡ぐ田園風景コース」
    • ブログの開始: 「ミズヲリ日誌」と題し、日々の湖の様子を「今日の湖の色」「風が織りなす模様」といった独自の視点で発信。

【リニューアル後の成果】

  • ホームページ経由の直接予約が6倍に増加。 大手予約サイトへの依存率が大幅に低下し、利益率が改善。
  • 「代表の想いに共感した」という理由で予約するお客様が増え、客層が向上。リピート率も30%アップ。
  • ブログやSNS経由でファンが増え、検索した際に、特定のプランページが上位に表示されるように。
  • お客様との関係性が深まり、ガイド自身の仕事へのモチベーションも向上した。

この事例のように、自社のルーツや想いを掘り起こし、それをホームページ全体で一貫して表現することが、お客様の心を動かし、ビジネスを好転させる力になるのです。

ストーリーテリング型ホームページに関するQ&A

最後に、カヌー体験業者の皆様からよく寄せられる質問とその回答を7つご紹介します。

Q1: ストーリーと言っても、大げさな話を作るのは苦手です。どうすればいいですか?

A1: 事実を大げさに盛る必要は全くありません。ストーリーテリングとは、「事実」に「感情」と「文脈」を添えることです。例えば、「この場所は水が綺麗です」という事実に、「初めてこの湖底を見た時、まるでガラスの上を浮いているようで、息を呑みました」というあなたの感情と体験を添えるだけで、それは立派なストーリーになります。まずは、あなたが日々感じている些細な感動や想いを正直に言葉にしてみることから始めてください。

Q2: ホームページにどれくらいの文章量や写真が必要になりますか?

A2: 量よりも質が重要ですが、目安として、想いを伝えるトップページやプランページは、それぞれスマートフォンで数回スクロールする程度のボリューム(1500〜3000文字程度)があると、物語の深みを伝えやすくなります。写真は、各ページに最低でも5〜10点、特にプランページではそのコースの魅力が伝わる写真を20点以上掲載できると理想的です。お客様が知りたいであろう情報を、先回りして全て提供するという姿勢が大切です。

Q3: SEO対策として、具体的にどんなキーワードを意識すれば良いですか?

A3: まずは基本となる「琵琶湖 カヌー」「滋賀 カヌー体験」といったキーワードを各ページのタイトルや見出しに含めましょう。さらに、ストーリーテリングを意識するなら、より具体的なキーワードの組み合わせが有効です。例えば、「琵琶湖 カヌー 朝日」「カヌー 白鬚神社」「琵琶湖 カヌー 子供」「奥琵琶湖 カヌー 透明度」など、お客様がより詳細なイメージを持って検索するであろう言葉を、ブログ記事のテーマなどに盛り込んでいくと効果的です。

Q4: ブログを続ける自信がありません。何かコツはありますか?

A4: 「週に1回、必ず書く」のように義務化しないことが最大のコツです。ネタがない時に無理に書く必要はありません。その代わり、ツアー中や日常で「これは!」と思うような美しい風景や面白い出来事があったら、スマートフォンで写真だけ撮っておき、一言メモを残しておくのです。時間がある時に、その写真とメモを見ながら文章を書けば、負担は大きく減ります。まずは月2〜3本の更新を目指してみましょう。

Q5: お客様の声をストーリーとして紹介する際に注意すべき点は?

A5: 最も重要なのは、必ずお客様の許可を得ることです。掲載する内容(お名前をイニシャルにするか、顔写真を掲載して良いかなど)を事前にしっかり確認しましょう。アンケート用紙に「ホームページ等でご紹介させていただく場合があります」と一文加えるのも有効です。また、いただいた感想をそのまま載せるだけでなく、「〇〇という点に感動いただけたようです」「こんな会話で盛り上がりました」といったガイド側の視点を補足すると、より臨場感のあるストーリーになります。

Q6: スマートフォンで見たときの最適な見せ方はありますか?

A6: 絶対にスマートフォン表示を最優先(スマホファースト)で設計してください。 お客様のほとんどはスマートフォンであなたのホームページを見ます。長い文章は適度に改行し、2〜3行に一度は空白行を設けるなど、圧迫感を与えない工夫が必要です。写真は縦長のものを効果的に使い、文字が小さくなりすぎないように注意しましょう。ボタンは指でタップしやすい大きさを確保することも重要です。

Q7: ストーリーテリング型のホームページは、完成までにどれくらいの時間がかかりますか?

A7: テンプレートを使わず、しっかりとヒアリングを行い、オリジナルのストーリーを構築していく場合、企画・構成から文章作成、デザイン、公開まで、少なくとも3ヶ月〜半年程度は見ておくのが一般的です。特に、核となるストーリーを掘り起こすためのヒアリングや、魅力を最大限に伝えるための写真・動画撮影に時間がかかります。しかし、その時間をかけて丁寧に作り込んだホームページは、長期的にあなたのビジネスを支える、何にも代えがたい資産となります。

まとめ:ホームページは、あなたの「想い」を届けるための船

琵琶湖のカヌー体験という素晴らしいサービス。その価値を、まだ見ぬお客様に届け、忘れられない思い出を共に創り上げるために、ストーリーテリング型ホームページはこれ以上ないほど強力な武器となります。

単なる集客ツールとしてではなく、あなたのビジネスの哲学や琵琶湖への愛情を表現し、お客様と深い絆を結ぶための「一艘の船」として、ホームページを捉え直してみてください。

この記事が、あなたの船の新たな船出への羅針盤となれば、これほど嬉しいことはありません。

さあ、あなたの物語を、琵琶湖の上から世界へ向けて発信していきましょう。

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ホームページ制作やリニューアル、サイト運営サポートの事例

ホームページ制作やリニューアル、サイト運営サポートの事例を随時ご紹介させていただきます。事例は、基本的に実名掲載の実績とは異なり、実際の要望や予算、ボリュームといった具体的な内容を紹介させていただきます。
少しでもイメージしていただけるよう実際の事例を紹介していこうと思います。
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ozasaオフィスピコッツ株式会社代表取締役社長
1971年奈良県生まれ。京都・滋賀を中心にWeb制作・DX支援を行うオフィスピコッツ株式会社代表取締役。制作歴25年以上、官公庁・大手企業から中小まで多様なサイトを手掛け、Webアワードでの受賞歴多数。ホームページ制作、リニューアル、SEO、補助金活用、多言語EC・オンラインショップ運営支援までワンストップ提供するWebマーケティングのプロ。新規事業立ち上げ支援や自治体DX、各種プロジェクトのアドバイザー、大学校・高校講師、PTA会長など活動は多岐にわたる。琵琶湖観光PRにも情熱を注ぎ、地域企業の売上向上と持続的成長を伴走型で支援し、日々研鑽を続けている。