【和歌山県】HP制作・Web広告に最大600万円!「地域産業振興基金」活用ガイド【令和8年度募集・1/16締切】

和歌山県で事業を営む経営者の皆様、そして広報・Web担当者の皆様。

もし今、あなたが「自社の素晴らしい商品を、もっと全国に広めたい」「古くなったホームページをリニューアルして、ネット販売(EC)を強化したい」と考えているなら、今回の記事はあなたのビジネスを加速させる重要なターニングポイントになるはずです。

和歌山県が用意している「和歌山県地域産業振興基金(通称:わかやま中小企業元気ファンド、農商工連携ファンド)」をご存知でしょうか?

これは、単なる経費補助ではありません。和歌山の豊かな地域資源(農産物、伝統工芸、観光資源など)を活用した「新商品開発」や「販路開拓」に対して、非常に手厚い助成を行う制度です。そして、その「販路開拓」の手段として、ホームページ制作やWeb広告、パンフレット作成などが明確に対象となっています。

現在(2025年12月2日時点)、まさに令和8年度(2026年度)分の募集期間真っ只中(1月16日締切)です。

この記事では、和歌山県および公益財団法人わかやま産業振興財団が公表している情報を基に、このファンドを「Web戦略」に活用するための具体的ノウハウを、専門的な視点で徹底解説します。行政文書特有の難解な表現を噛み砕き、「どうすれば採択されるのか」「Web活用でどう成果を出すか」に焦点を絞ってまとめました。

このチャンスを逃さず、和歌山の底力をデジタルで全国へ発信するための「武器」を手に入れてください。

もくじ

この記事を読んでわかること

  • 「わかやま中小企業元気ファンド」を使って、ホームページ制作費やWeb広告費を賄う具体的な方法
  • あなたの事業が「地域資源活用」や「農商工連携」のどちらの枠に当てはまるかの判断基準
  • 本日(2025年12月2日)から締切(1月16日)までにやるべき具体的なアクションプラン
  • 審査員に響く「採択される事業計画書」の書き方と、Web活用の成功ストーリー
  • 制作会社への発注や見積もり取得時の注意点

第1章:和歌山県地域産業振興基金助成金とは?

まず、この助成金の全体像を正しく理解しましょう。これは和歌山県が造成した基金を運用益などを財源として、県内産業の活性化を目指すものです。

Web活用を検討する事業者が狙うべきは、大きく分けて以下の2つのファンド(助成事業)です。

1. わかやま中小企業元気ファンド助成事業

これが最も多くの事業者にとって使いやすい「本命」のファンドです。

  • 対象者:和歌山県内に主たる事業所を有する中小企業者等
  • 目的「地域資源」を活用した新商品・新サービスの開発や販路開拓
  • 助成率2/3以内(※県知事が指定した地域以外での地域資源活用の場合は1/2以内となるケースあり。要確認)
  • 助成限度額
    • 地域資源活用分野A(小規模枠):50万円以上 99万9千円以内
    • 地域資源活用分野B(通常枠):100万円以上 600万円以内
  • 事業期間:交付決定日(令和8年4月上旬予定)から令和9年2月末日まで

【ここがポイント】

最大600万円という大型補助です。また、小規模なプロジェクトなら100万円未満の枠もあります。Webサイト制作だけでなく、パッケージデザインや展示会出展と組み合わせた「総合的なブランディング」に使えます。

2. わかやま農商工連携ファンド助成事業

「商工業者」と「農林漁業者」がタッグを組む場合はこちらです。

  • 対象者:県内の中小企業者と、県内の農林漁業者の連携体
  • 目的:両者が連携して行う、新商品開発や販路開拓
  • 助成率2/3以内
  • 助成限度額:50万円以上 300万円以内
  • 事業期間:同上

【ここがポイント】

例えば「地元の梅農家と提携して、新しい梅スイーツを開発・販売するカフェ」や「県産材を使った家具を開発する木工所と林業家の連携」などが該当します。

「販路開拓」こそがWeb活用の狙い目

どちらのファンドも、「新商品の開発・試作」だけでなく、「販路開拓」が支援対象に含まれています。ここに、ホームページ制作やWeb広告などの「広報費」「委託費」を計上することができるのです。

第2章:Web活用で認められる経費・認められない経費

補助金申請で最も失敗しやすいのが「経費の仕分け」です。何でもかんでもWeb関連費用が出るわけではありません。

対象となる経費の例(Web・広告関連)

このファンドで認められやすいWeb関連経費は、主に「委託費」や「広告宣伝費」といった費目になります。

  1. ホームページ作成費(委託費)
    • 新商品の販売促進用ランディングページ(LP)の制作
    • 新ブランド立ち上げに伴うブランドサイトの構築
    • 海外展開(越境EC)のための多言語サイト制作
    • 既存サイト内に、新商品専用の特設ページやEC機能を追加する改修
  2. Web広告費(広告宣伝費)
    • Google/Yahoo!などのリスティング広告(検索連動型広告)
    • Instagram/Facebook/X(旧Twitter)などのSNS広告費用
    • YouTube動画広告の配信費用
  3. デザイン料・動画制作費(委託費)
    • Webサイトに掲載する商品写真のプロカメラマンによる撮影費
    • 商品のプロモーション動画(PV)の制作費
    • バナー画像の制作費
  4. その他
    • プレスリリース配信サービスの利用料
    • クラウドファンディングの手数料(※広報目的が含まれる場合など、要件によるため要確認)

対象にならない経費(注意点)

一方で、以下のような経費は原則として対象外となります。

  1. 汎用的なパソコン・タブレット等の購入費
    • 「HPを作るためにMacBookを買いたい」はNGです。
  2. 単なる会社案内サイトの更新
    • 新商品や地域資源とは無関係な、単なるコーポレートサイトの「お色直し」は認められません。あくまで「事業(新商品)」を売るためのツールである必要があります。
  3. サーバー・ドメイン維持費等のランニングコスト
    • 制作費(イニシャルコスト)は出ますが、月々のサーバー代や保守費用は自己負担となるケースが一般的です。
  4. 自社の人件費
    • 社内のWeb担当者が作業した分の給与は対象外です。外部の専門業者に発注(委託)する必要があります。

第3章:採択の鍵を握る「地域資源」のロジック構築

このファンドの最大の特徴にして最大の難関が「地域資源の活用」という要件です。単に「和歌山の会社だから」というだけでは採択されません。

「地域資源」とは何か?

和歌山県が法に基づき指定した「地域産業資源」を利用する必要があります。具体的には以下のようなものがリストアップされています(例)。

  • 農林水産物:温州みかん、南高梅、柿、山椒、桃、鮎、備長炭、紀州材など
  • 鉱工業品:紀州漆器、高野口パイルファブリック、ニット、皮革、家庭用染色剤、梅酒など
  • 観光資源:熊野古道、高野山、白浜温泉、和歌山城など

【重要】Web活用におけるロジックの組み立て方

あなたのWebプロジェクトが、いかにしてこの「地域資源」の価値を高め、県内経済に貢献するかを語る必要があります。

  • 悪い例:「自社の売上を上げたいので、特産品の梅干しを売るECサイトを作りたい。」
    • これでは「既存のECサイトと何が違うの?」と判断されます。
  • 良い例:「和歌山の地域資源である『南高梅』の中でも、規格外で廃棄されていたものアップサイクルし、サステナブルな新商品『ヴィーガン梅ペースト』を開発した。この商品は、健康意識の高い欧米市場や国内富裕層をターゲットとしている。しかし、既存の販路(道の駅など)ではターゲットに届かない。そこで、世界観を表現したブランディングサイトを構築し、Instagram広告で都市部の30代女性に直接アプローチすることで、南高梅の新たなブランド価値を創造する。」

このように、「地域資源」×「新商品」×「Webによる的確なターゲティング」というストーリーを描くことが、採択への最短ルートです。

第4章:【緊急】今すぐ動くべきスケジュール(1/16締切)

現在、令和8年度募集が開始されています。のんびりしている時間はありません。以下のスケジュール感で動いてください。

【募集期間】

令和7年(2025年)11月17日(月) ~ 令和8年(2026年)1月16日(金)

ステップ1:募集要項の熟読と「対象資源」の確認(今日〜2日以内)

  • まずは、公益財団法人わかやま産業振興財団のウェブサイトから、最新の「公募要領」をダウンロードしてください。
  • 自社が扱おうとしている素材やテーマが「地域産業資源」のリストに含まれているか確認します。不明な場合は、財団に電話で確認しましょう。

ステップ2:Web制作会社への相談と見積もり依頼(12月中旬まで)

  • これが最優先です。 年末年始を挟むため、Web制作会社も12月下旬から休みに入ります。1月に入ってから「見積もりをください」と言っても間に合いません。
  • 制作会社には、「和歌山県地域産業振興基金を活用したい」と伝え、事業の目的(誰に、何を、どう売りたいか)を説明した上で、詳細な見積もりを依頼してください。
  • 注意:「一式 100万円」といったどんぶり勘定の見積もりはNGです。「トップページデザイン費 〇万円」「コーディング費 〇万円」「お問い合わせフォーム構築 〇万円」のように、内訳が明確な見積もりが必要です。

ステップ3:事業計画書の作成(〜1月上旬)

  • 申請様式(Word等)をダウンロードし、記入していきます。
  • 年末年始の休みを利用して、じっくりと「事業の独自性」や「市場ニーズ」について書き込みましょう。

ステップ4:商工会議所・商工会への相談(必須級)

  • 書き上げた計画書のドラフトを持って、地元の商工会議所や商工会、または「よろず支援拠点」に相談に行ってください。
  • 第三者の視点(専門家)からアドバイスをもらうことで、計画書の説得力が劇的に向上します。また、金融機関からの資金調達が必要な場合は、早めに相談しておく必要があります。

ステップ5:提出(1月16日必着)

  • 郵送または持参です。ギリギリにならないよう、1月14日頃には投函できるように準備しましょう。

第5章:審査員を唸らせる「事業計画書」Web戦略パートの書き方

事業計画書の中で、Web活用について記述する際に意識すべきポイントを解説します。

1. ターゲットの解像度を上げる

「全国の皆様」はターゲットではありません。「Web」の強みはターゲティングです。

  • 「東京都港区・世田谷区在住の、年収1,000万円以上で、週末にオーガニック食品を購入する傾向がある40代世帯」このように具体的に書くことで、Web広告の費用対効果(シミュレーション)の信憑性が増します。

2. 「作った後」の運用体制(PDCA)を書く

補助金でHPを作ったものの、その後更新されずに放置されるケースを行政は嫌います。

  • 「サイト公開後は、毎月Google Analyticsでアクセス解析を行い、離脱率の高いページを改修する」
  • 「週に1回、製造工程の裏側をブログやSNSで発信し、ファンのエンゲージメントを高める」
  • 「担当者としてWeb経験のあるスタッフ〇〇を配置する(または外部コンサルタント〇〇氏と顧問契約を結ぶ)」といった「運用体制」がしっかりしていることをアピールしてください。

3. 数値目標(KPI)を明確にする

「売上増加を目指す」ではなく、計算式で示します。

  • 「Web広告費 月額10万円で、サイトへの流入数(セッション)を月間2,000件獲得する。」
  • 「購入率(CVR)1.0%を目標とし、月間20件の新規受注を目指す。」
  • 「客単価5,000円 × 20件 = 月商10万円(初年度)。3年後にはリピーター施策により月商50万円を目指す。」この数値が、見積書や経費計画と整合性が取れていることが重要です。

第6章:Web制作会社・広告代理店の選び方

最後に、このプロジェクトのパートナーとなる制作会社の選び方についてアドバイスします。

選ぶべきパートナーの条件

  • 「補助金・助成金」の仕組みを理解している
    • 実績報告に必要な書類(納品書、完了報告書、証拠写真など)の作成に協力的かどうかが重要です。
  • 「売る」ことにコミットしてくれる
    • 「きれいなデザイン」だけでなく、「どうやって集客するか(SEO、広告)」「どうやって買わせるか(導線設計)」を提案してくれる会社を選びましょう。
  • 地元の事情に精通している(推奨)
    • 和歌山県内の制作会社であれば、このファンドの実績も豊富な場合が多く、商工会議所との連携もしやすいメリットがあります。もちろん、県外の優秀な業者でも構いませんが、対面での打ち合わせや撮影のしやすさを考慮すると、近隣エリアが有利な場合もあります。

避けるべきパートナー

  • 「補助金を使えば実質0円になりますよ」と営業してくる業者。
  • 見積もりの内訳を出してくれない業者。
  • 事業計画書の作成を「丸投げ」させようとする業者(※アドバイスはOKですが、主役はあくまで事業者であるあなたです)。

まとめ:和歌山の未来を、あなたの新事業で切り拓く

「わかやま中小企業元気ファンド」は、和歌山県が本気で地域産業を育てようとしている証です。Webサイト制作や広告に最大600万円もの支援が得られるチャンスは、そう多くはありません。

今(2025年12月)、行動を起こせるかどうかが、来年度のあなたの会社の飛躍を決めます。

  1. まずは「わかやま産業振興財団」のHPで公募要領を見る。
  2. Web制作会社に見積もり依頼の連絡を入れる。
  3. 年末年始を使って、熱い事業計画書を書き上げる。

この3ステップを、今日から始めてください。

あなたの素晴らしい商品や技術が、Webの力を通じて全国へ、そして世界へと羽ばたくことを心より応援しています。

【参照・お問い合わせ先】

※申請の前には必ず最新の公募要領をご確認ください。

  • 公益財団法人わかやま産業振興財団(和歌山県中小企業振興公社)
    • 公式サイト:https://yarukiouendan.or.jp/
    • 電話番号などは公式サイトの「ファンド事業」ページをご確認ください。
  • 和歌山県商工観光労働部 企業政策局 企業振興課

公式サイト
わかやま中小企業元気ファンド | 和歌山

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